君へ

すずめ屋文庫

君へ

君に伝えたいことがあるんだ。


近所に住むおばちゃんから。

心の中の気持ちだよ。


いつも怒られてる君。


楽しく話しているだけなのに。

なかなか聞いてもらえない君。


君は今、とても辛いかもしれない。


どうして?って、毎日思っているかもしれない。


「気持ちを伝える」

「受け取ってもらう」


簡単そうなのにね。難しいよね。なんでだろうね。


言葉があふれだす君。

身体が先に動いてしまう君。

頭の回転がとっても早い君。


コントロールできないんだよね。今は。

話したい時に話したいんだよね。自由にね。


今はまだ、君は辛いかもしれない。


お母さんに言ってもらいたい言葉を言ってもらえなくて。


そしてね、君のお母さんも、今は辛いかもしれない。


君の気持ちが沢山過ぎて。

受け取れきれなくて。


いっぱいいっぱいって、わかるかな?

君のお母さんはね、心の中がいっぱいいっぱいなんだよ。


だけどね、近くでも遠くでもない距離で見ているおばちゃんは気づいてるよ。


君がちゃんと成長してること。


去年より、ちょっと距離をとって話すことが出来るようになってる。

あいさつした後、色んな話を爆発するかのように話すやり方を抑えられる様になってる。


おばちゃんは、見守るだけで、口はだせないけどね、ここに書いておくよ。


君のお母さんは、君を素直に褒めることは、今は難しいかもしれない。

ひねくれた言い方で、君を傷つけ続けるかもしれない。


だけどね、おばちゃんは感じるんだ。


君のお母さんは諦めていない。 君のこと。


褒めてもらえることは少ないかもしれない。

「愛してる」とは言ってもらえないかもしれない。


だけど、君のために行動することを諦めてはいない。

君が間違ったことをしたら、一緒に謝りに行く。 ちゃんと怒る。何度も伝える。



ただ、とても疲れてるから。


そんな姿を私は知ってる。

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