プロローグ2
「ここは……」
連れてこられたのは闘技場のようなもの。ユウキの前世の記憶ではいつかのバラエティ番組で見たコロッセオを彷彿とさせた。
「さぁ!ここで鍛錬をしますよ!貴方の行く世界【ウェストリア】は16歳になると基本的には自分のバトルスタンスが定まっています。
仮にも王となるのですから、その辺の同い年より弱いでは話になりませんからね!ビシビシいきますよ!」
(と言われてもな…日本では魔法は当然として、剣も扱ったことがなければ殴り合いの喧嘩すらしたことないぞ…)
「分かります、分かりますよ。剣とか魔法なんて使ったことないし本当に大丈夫かよって思っていますね?大丈夫です!地球では仕事も右も左も分からない状態から現場の主力クラスまで上り詰めたじゃないですか。それと同じです。」
「なるほど…いつまでここで鍛錬できるんだ?期間とか決まっているのか?」
「期間は1ヶ月です。まずは私たち女神が貴方たち4人の転生者に行うことになっている事を説明しますね。」
女神の話を要約すると
・取得したスキルの鍛錬1ヶ月
・取得したスキルについての説明
・女神たちで説明すると決めた、各転生者平等なこの世界についての説明。
の3つらしい。最後のがよく分からないがまぁ聞けば分かるというので黙って頷いておくことにする。
「ではまずユウキさんの持っているスキルの説明をするわよ!まず異世界言語!これはもう言葉の通りね。【ウィステリア】の共通語が脳内で変換されて自然と理解ですようになるよ。次に鑑定ね!鑑定と言っても人のスキルやステータスを見ることが出来たりはしないの。この世界においてそれはズルすぎるからね。相手のことを調査するのも実力のうちよ!」
「俺の知ってる鑑定と違うな…なにができるんだ…?」
「単刀直入に言うと相手の総合能力を数値化して見ることが出来るわ!」
「…それはステータスではなく?」
「そうステータスではなく戦闘能力、知力、スキル、将来性等々その人物に対するあらゆる物を女神的視点で数値化したものを見せるの!ちなみに女神的興味が湧かないものには使えないから【人物鑑定】と言った感じね!」
(女神的視点??女神的興味??基準がアバウト過ぎんだろ…)
「…ちなみにどういった感じで表示されるので?」
「物なら普通に物の名前や詳細が脳内で説明されるわ!女神的興味の湧かない物には無反応ね!人物を鑑定した時は貴方の頭の中にダイレクトに数字が浮かんでくるわ!100点満点ね!」
(んーー、便利なような不便なような…あるだけマシか…??)
「次に目玉のユニークスキルだけど【星天魔法】は…説明が難しいわね…ちょっと待ってね…ふむふむ、【星天魔法】は流星の如くの速度と天を割く威力の魔法よ!」
「…」
「…」
「え…終わり?」
「終わりよ!」
(こんの駄女神!そんな説明で分かるか!おいおいこれ女神毎に説明の仕方とか違うなら他の転生者から既に出遅れるんじゃ?勘弁してくれよ…)
「まぁまぁ安心しなさい!我ながら説明は微妙だと思うけど鍛錬で覚えていけばいいのよ!どうせ言葉で理解しても身体が理解しなきゃ意味ないの!」
「…なんかそれっぽいこと言って誤魔化すな!」
「ほらほら行くわよ!ほかの女神が説明に3日使ってもここに居られるのは皆平等に1ヶ月。説明は程々にさっさと鍛錬した方がいいはずよ!」
「はぁ…分かった。それで最後の女神間で決めた平等の説明とやらは?」
「そうだったわ!まず貴方たち4人の転生者はこの1ヶ月の鍛錬期間を終えたら【ウェスタリア】の四大国に各1人ずつ飛ばされるの!貴方は私女神シャルナを信仰の神として崇めているカラン王国になるわね。その後王国の神殿に行くと16歳の洗礼を受けられるわ。洗礼を受けると【捻れの札】を受け取れるから仲間を探しなさい!そこからもう私たち女神は貴方たちに干渉しないわ!」
「【捻れの札】というのは?」
「初めに説明した【姫札】【剣札】【杖札】【獣札】そして【王札】の5枚のことよ」
(なるほどねぇ…各国に1人ずつ送るのは転生者同士が早々にぶつからないようにする為かな。説明も質はともかく最低限はしてくれるし、鍛錬も内容はまだ不明だがしてくれる…転生特典としては贅沢な方か)
「分かりました女神様。鍛錬の方よろしくお願いします。」
「えっ…急になに…いきなりそんな畏まられてもキモイんですけど…」
(チッこの脳筋駄女神が!)
そして1ヶ月が経った…
スパイラルゲーム なう @nowtyam
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