愛莉先生(ラブリーせんせい)、教えてください!
みつき
第1話 ドタバタな一日
「あー!もうなんで!!」
髪がぴょんぴょんはねている。
「みっちゃん?早くしなさい!」
主人公の安藤みつきの母、安藤みつえが大きな声でみつきを呼んでいる。
「もうこれでいいや…」
みつきは完全に諦めた。
みつきが階段を降りていくと、そこには母の姿があった。
「みっちゃん、おはよう!」
「おはよう、ママ!」
みつきはパンを加えて走って学校へ向かった。…もちろん曲がり角でイケメンとぶつかることはなかった。すこーしみつきは悔しそう。
…なんで悔しいかって?この間、みつきの友達のA子がパンを加えて学校に登校したら、曲がり角でイケメンにぶつかったからだった。
まあ不思議!そんなパン少女の話をしていたら学校に到着!ほんとに時間はギリギリだった。
「はあ…はあ…ギリギリ間に合った…」
体育館に慌てて向かうと、まだ人は少なかったが友達は数人いた。
「…あ!みつき!こっちこっち!!」
前も中学校が同じだった友達、鈴木 恋花(すずき れんか)が、体育館の端っこにいた。
「あ、恋花!久しぶり〜!」
「ひさしぶり!みつき元気だった?」
「元気だったよ!恋花は?」
「めっちゃ元気!」
「良かったわ〜!てかさ、担任の先生気になるくね?」
「え、めっちゃきになる!」
担任の先生の話で盛り上がっていたうちに、じゃんじゃん人が集まっていく。
「…ゴホン!今から新学期初の朝会を始める!」
「あ、始まった!うちらのクラスの席に座ろう!」
みつきと恋花がこっそり動いてると、校長先生からの熱い視線を感じる。
校長先生、そんなに見なくてもいいと思うんだけど…
すると、校長先生が目を逸らした!と思った瞬間、
「安藤三月!鈴木恋花!後で校長室に来い!」
嘘だろ…新学期で初の校長室呼び出し…しかもうちらが初…嫌だなー…
しかも全校生徒の前で名前を呼ばれたなんてね…
しばらく時間は立ち、校長先生の長話も終わり、転校生の紹介、今年の目標なども話し終わった。
「次は、クラス担任の発表です。」
司会者が言うと、生徒の全員が大騒ぎ。まるで小学生ね。
1年A組、伊集院 真奈!
1年B組、月島 愛莉!
1年C組…
「ラブリー先生だって!」
「愛莉って書いてラブリーって読むのキラキラネームだね…」
「見た目めっちゃふわふわしてて可愛い!」
「髪の毛ピンクと黒のメッシュ!」
「憧れるー!」
1年B組の生徒は全員そう言っている。
でも私はびっくりしすぎて開いた口が塞がらない。
見た目はゆるゆるでそんなに髪を染めている。本当に教師なのか?
恋花もきっと驚くだろう…
「ねえみつき、あの先生すごいきれいで可愛いね!」
「えー?そう?私は本当に教師かわからないぐらいだよ!!」
いや、まじでどうやって教師になれたのよ!…まあ、優しそうでいい先生っぽそうだからいいか、、、。
全学年の先生を発表し終わったあと教室に戻ると、愛莉先生は突然言い出した。
「お前ら、このクラスに入ったなら、全員恋愛しろ!!」
クラスの半分が唖然として気絶仕掛けた。
私もビビって唖然としていたら、突然校長先生が入ってきて私と恋花を引きずり出してきた。そういえば、校長室に行くのを忘れていたのであった。
校長室に入ると、校長先生が険しそうな顔でこう言った。
「お前達…好きな人を作れ…」
「は!?」
恋花と口を揃えてこういった
「この学校で好きな人を作れていないのはお前たちだけだ。」
当たり前やろがい!って突っ込みたくなった。
だってこの高校に入ってすぐに作れないじゃん!…でも廊下すれ違ったときキュンとした人はいるけど…
「別に好きな人確定で作れってわけじゃないですよね?その人の判断でいいんじゃないんですか?」
恋花ナイスぅぅぅ!恋花はかなりの論破王。小学校の頃もよくいじめてきたやつを論破してたな〜
懐かしい思い出をひとりで振り返っている真横で恋花は校長と言い合いしている。
「もう帰ろう!」
「う…うん…」
教室に戻ってる途中、いろんなクラスで地獄に勉強させられていたクラスもあれば、恋愛をしろというクラスもある…
教室に帰るとみんなプロフィール帳を書いて、先生に渡して、その紙を先生が見てプロフィール帳の持ち主とコソコソバナシしてる!?…まさか、このプロフィール帳って…好きな人を書かないといけない!?…とりあえず気になっている人の特徴を書いて先生に提出してみた。
そしたら先生が、「もしかして、A組の譲くん?」
先生とこっそりA組を覗きに行った。
先生が指差す方を見ると…
「さっきの人だ!!」
「でしょ!その子、飯田 譲(いいだゆずる)くんだよ!明日から話してみるのチャレンジしてみたら◎」
あ、この先生、めっちゃいい…最高だ…
今日は、学校から帰るとき、雨だった。最悪なことに傘を家に忘れてきた…
(おわった……ん?あの子って…譲くんだ!?え、ちょ、これってチャンスなのでは!?)
「…ねえ、君」
「はっっはい!!1年B組の三月です!!!!えっと、ヨヨヨよろしくなのです(?)」
(やった!話しかけられた!!)
「???…みつきちゃんって、傘持ってる?」
「あ、えっと持って…ない…」
「じゃあさ、家まで送る?家の方向一緒なら。」
「わ…私は◯◯町です!」
「わあ偶然、僕も同じ地区なんだ。」
「嘘!一緒に帰りましょう!」
「まるで運命だな!」
これからとってもドキドキする帰り道になりそうな予感です…
つづく…
愛莉先生(ラブリーせんせい)、教えてください! みつき @mituki_616
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