ラジオ体操に行こう

「おかえり、ずいぶん早朝に出かけてたんだな」

帰宅した私をいとこのグレンが迎えてくれた。

「ラジオ体操だよ。近くの公園でやってるの」

「ふーん、この辺じゃ夏休みのラジオ体操とかやってるんだ」

どうやらグレンの住んでる町ではやってないらしい。

「グレンもどう?早寝早起きが身に付くかもよ?」

「いや、辞めておく」

グレンは身体が強くない。早朝から起きて外で体操はちょっと厳しかったかしら。

「ラジオ体操って第2が恥ずかしいだろ?」

「そ、そんな理由?!」

思わず大声が出る。

「うるさいなぁ」

「ごめん」

「でもさ、参加すると参加賞でお菓子貰えるんだ」

「いや、お菓子で釣られるほど子供じゃ無いし」

ムカッそれじゃあ私が子どもっぽいってこと?

「良いもん、皆勤賞で何かご褒美が貰えるもん」

「どうせ消しゴムとかだろ?」

「ざんねーん。図書カードでーす」

「ご、豪華だな…」

「ま、そういう訳なんで。お腹空いたし朝ご飯にしよーっと」

「むう」

ぜーったいに皆勤賞を貰ってやるんだから!

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