ペアリング
クールペンギン
1、プロローグ。
こどもの頃のオレはまだ、世界の事を、よくは理解してはいなかった……。
だから、なんとなく世界は…人間がつくっているものだと思っていたりもしていた……。
いつかの嵐の夜の時にも……
う…風が強い……雨風を弱めて……。
誰かが意図的に、嵐も引き起こしているものなんだと、思ったりもしていて……。
だけど…オレが小学生の時に、世に電子レンジが登場した事で、違うんだ…と理解したのだった……。
世界は人間がつくっているのではなく、人間は、世界を開拓していっているんだな、と……。
いつも人間は…上ばかりを見ていて…新しい世界を開拓していったりするけれど…自身が足で踏みつづけて歩いている足元の事には…あまり見ようとは、しないのか……。
そこのところ、どう思う? 地球さん……ーー
同級生の男ともだちの友人の車の中で、二人で夜のドライブをしながら…オレは助手席から窓越しに、無数の星がかがやいている夜空を眺めながら…そんな事を考えていた……。
「オレには…出会いがない……」
そんなオレの言葉に…突然だな……と車を運転している友人が言った……。
それから、こうとも……。
「だけど…これまで女の人と…一人とも出会ってこなかったわけではないんだろ……?」
「まあ……」
「だったら…出会いがなかったというわけではないんじゃないか……。その人達とどうにかしてこなかった自分が…よくなかっただけなんじゃないだろうか……」
「……」
逃げないで……。
「……」
オレは今まで出逢ってきた女の人達から…そう言われたような気がした……。
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