【第2章:週末の四季、舞い降りる3】
休憩タイム、噴水の前で座る。
秋葉が本を開き、「霧斗くん、ここ読んで。秋の詩よ。一緒に。」霧斗が隣に座り、声を合わせて読む。
「紅葉が舞う季節に、心は揺れる……。」秋葉が目を細め、「霧斗くんの声、落ち着くわ。親の縁じゃなかったら、友達以上かもね。」
冬美がヘッドホンを渡し、「霧斗くん、これかけて。ベートーヴェンよ。一緒に聴こう。」霧斗が耳に当て、音楽に浸る。
「冬美さん、ありがとう。このメロディー、君のクールさに似てる。」冬美が少し照れ、「ふん、褒め上手ね。霧斗くんのこと、もっと知りたくなったわ。」
バーベキュー時間。霧斗が火を起こし、肉を焼く。
春華が野菜を切って手伝い、「霧斗くん、料理上手? 私、甘いデザート作るよ!」夏希が肉をひっくり返し、「私、豪快に焼くぜ! 霧斗、食べて!」秋葉がサラダを作り、「静かに味付けしましょう。霧斗くん、好みは?」冬美がクールにワイングラス(ノンアルコール)を持ち、「ふん、君の焼き加減、見てるわ。」
食事中、会話が尽きない。「霧斗くん、将来の夢は?」春華が聞く。霧斗が「会社継ぐけど、みんなと旅行したいかな」と答える。夏希が「じゃあ、私と夏のビーチ!」秋葉が「秋の森で読書!」冬美が「冬の雪山で音楽!」雨野が「みんなで兄さんシェア!」
夕方、みんなが帰る頃。春華が「今日は楽しかった! 霧斗くん、ありがとう。また学園でね。」夏希が「次はデートしようぜ!」秋葉が「本の続き、話そう。」冬美が「また来るわ。」
霧斗は見送りながら、内心で「四季の嵐、止まらないな。でも、選べないのが、幸せかも」と感じる。こうして、第2章は豪邸での賑やかな週末で締めくくられた。
霧斗の心に、彼女たちの存在が深く根付いていく――。
『天皇寺くんは春夏秋冬を選べない!』 本城 翼 @zeitaku_miruku
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