ご主人サマ(家庭内パワーバランス:最強)と、嫁の本音
芹ナヅナ
第1話 ご主人様が風邪ひかないように…って配慮しただけなのに!
12月も半ばの、ある平日の夜のことでございました。
家族たのしく晩御飯を終え、わたしは家族最後のお風呂に入り、出てきたところ、ソファーの上で眠っているご主人様が目に入りました。
“疲れているんだな…エアコンもかけてないこんな寒いとこで寝てたら、風邪ひくしなぁ…毛布でもかけておいてあげよう。”
わたしは、ご主人様が起きてしまわないよう、寝室から持ってきた毛布を、そっとご主人様にかけました。ご主人様は目を覚まさなかったので、わたしは、“よしよし上手くいった”と一安心しました。
それからわたしは就寝前の歯磨きなどの身支度をして、1人で寝室へ行き、1人床について、数分後のことでした。
隣のソファーのある続き間から、
「 チッ!……あ゛ぁ゙ぁ゙ぁー!!! うっとおしいな! 」
と聞こえてくるではありませんか……。ご主人様が寝起きにキレています。
“うーわ…こぇーよ…”わたしは寝たふりをし続けました。ご主人様が寝室に向かってきます。扉がガラリと開け、ご主人様が毛布を寝床に戻している音がしています。
「あぁ゙ーめんどくさいな!なんでこんなことすんねん!」
わたしは寝たふりをし続けていますが、ちゃんと聞いています。ご主人様は、毛布をかけられたことにキレています。
“あ、ありがとう、じゃないんだね…”
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