【書評:論理トレーニング101題】論理パワー100万に到達した件について~「論理トレーニング101題」を3周してみた~

水森つかさ

【書評:論理トレーニング101題】論理パワー100万に到達した件について~「論理トレーニング101題」を3周してみた~

私はっ、論理パワー100万だっ!


同じ本をN回読むと、N乗した効果を得ることができる……①

「論理トレーニング101題」を1回読んだ場合の効果は、101論理パワーである……②

私は「論理トレーニング101題」を3周した……③


それゆえ、私の論理パワーは、1030301パワーとなる……④

(101*101*101=1030301)


ふふふ……、実に論理的で、隙のない結論になったロンリねえ。


この導出は適切かどうか?







答え:適切である。④=①+②+③で正しく演繹できている。


まあ、正しく演繹できているだけで、前提①と前提②が根拠として機能していない(論理パワーって何?)ため、私が論理パワー100万であるかどうかは怪しい。

まあ、私が信じているのだから、私は論理パワー100万なのだ。


以前、「論理トレーニング101題」についての記事を書いた。

そのあと、3周したので感想を述べる。


ほぼ毎日、10分程度(余裕のある時は25分程度)取り組んでみた。

1周目:10/20~11/2(14日間)

2周目:11/3~12/10(38日間)

3周目:12/11~1/11(32日間)


1周目は初回ということもあり、問題を解いていくことを優先。説明や解説をじっくりと読むようにしつつも、分からない部分があれば2周目の自分を信じて、次のページへ。


2周目は、説明や解説をじっくり読みながら進めたため、結構時間がかかった。2回目なのでさっさと読めるだろうと思っていたものの、そんなことはなかった。演習問題は間違えまくるし、1周目にした内容があんまり自分へ定着していなかったことをひしひしと実感させられた。


3回目は、重ね塗りのイメージで取り組んだ。既に身についている部分については補強しつつ、あいかわらずミスの多い部分を重点的に埋めるイメージだ。2周目よりは演習問題の正答率は向上していたものの、やっぱりミスは多い。


あと、3回目となるといくつかの問題は答えを覚えてしまっていた。これについては、全く問題がないどころか、良い兆候だと考えている。

考えずに考える、自然体で使いこなすためには、ある程度暗記の要素が必要だ。

自分のなかに基準点となる演習問題が染み付いていると、日常生活で似たパターンにであったときに、応用できると思っている。


「異論」と「批判」の違いについて、噛み砕いて言語化してくれているの、すごいと思った。この2つの要素って、出会うときには大体、両方を都合良く混ぜ合わせたキメラになっているので……(負けイベント)


演習問題のなかで、特に良かったのは、問100だ。詳しくは述べないが、日常生活でこの論法をよくみかける。この問題の解説をじっくり読むだけでも、この本を買った価値はあるのでは?

解答のような態度をコミュニケーションのなかでとることは難しいものの、論理の上ではこうなっていると知っておくだけでも違う。


この本を読んだことで、「ロジックとしては間違いなくどこかに欠陥があるけど……どこが悪いのか分からない」というタイプの問題に遭遇した時の、選択肢が増えたように思う。


「論理トレーニング」を読んで目に見える形で現れた効果としては、動画広告や文章を読んでいても、「ああ……根拠から結論までの導出飛びすぎているな」といったことに多少気がつくようになったことだ。


長期的にじわじわと効いてくるタイプの本だと思っていたので、普段の生活ですぐに効果を実感したのは意外だった。

それだけ日々の生活には、論理が潜んでいるらしい。難しすぎるロンリよお~。日常生活も論理トレーニングの一部……?


本書は、気軽に取り組めるうえに、内容の奥深さを損なわずに実践性を備えている稀有で理想的な問題集だと思う。

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