【台本】一ヶ月ぶりのお家デート

ヤミイロミヅキ

第1話

「」セリフ、『』SE()、シチュ説明



(彼女が主人公の家を訪れるところからスタート)


『ピンポーン』

『ガチャッ』


「やあ、いらっしゃい。早く中に入りな?」


『バタン』

『カチャッ』


「外、寒かったよね。鼻の頭、赤くなってる」

「おいで。向こうで温まろう」


(玄関からリビングへと二人で移動する)

『キィ』

『パタン』


(ソファに座るよう彼女に促そうとする。

すると、彼女が突然後ろから抱きついてくる)


「さ、ソファに座って。今、何か温かい飲み物を……」

「……ん? どうしたの、急に抱きついて。外が寒すぎたから、ちょっと暖をとらせてー! ってことかな?」


(彼女は無言で首を横に振る。

その振動が主人公の背中に伝わってくる)


「ふふっ、背中のところで頭をグリグリしないでよ。くすぐったいじゃん」

「でも、首を横に振ったってことは、僕の考えは外れてたんだね」

「じゃあ、一体どうしちゃったのかな? 僕の可愛い彼女さんは」


(主人公のお腹の辺りにある彼女の手に、主人公の手を重ねる)


「もう。僕の洋服、そんなにしっかり握りしめちゃって。お腹のとこだけシワシワになっちゃうよ」

「ほら、大丈夫。捕まえてなくたって、僕は消えたりしないよ」

「わ……手、冷たい。手袋してなかったの? そういえばマフラーも耳当てもしてないね。凍えちゃうよ」

「手、一回離して? 正面からギュッってしてあげたい」


(彼女の手を離させる。

主人公が彼女の方に向き直り、正面から抱きしめる)


『ゴソゴソ』


「こんなに身体が冷えちゃうくらい急いで、どうしたの?」

「僕に、早く会いたかった?」

「耳が真っ赤なのって、寒さのせい? それとも……」


「久しぶりに会って、ドキドキして照れちゃった?」


「ふふっ、そうだとしたら嬉しいな」

「ね、僕の心臓の音、聴こえる? ちょっと耳、僕の胸に当てて」

「よーく聴いてみて」


『心音(普通)』


「えっ? あんまりドキドキしているように聴こえない?」

「まあ、そうかもね。だって……」


「ドキドキするのは、これからでしょ?」


「ふふふっ、どうしたの? 泣いちゃったの? 寂しかった? 嫌われたかと思った? 可愛いね、君は」

「ほら、頭撫でてあげるから。泣き止んで?」

「よーし、よーし。……ほら、君の大好きな僕だよ。ちゃんとここにいるからね」

「ふふっ。安心した? 泣いている顔も可愛いね。大好き」


「……ねぇ。もっともっと僕のこと好きになって。僕のことだけ考えて」

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