第4話 成人制度と成人式についての座談会(3)

幸加は、言いました。

「2022年の成人年齢引き下げで18歳から戸籍上の性別変更手続ができるようになったそうです。

手続できる要件は性同一障害特例法で定められているそうです。

あたしは、そういう必要に迫られている人の場合は18歳で構わないと思います。ただし、この手続をするためにいろいろ準備を進めていくと多くの場合、後戻りはできなくなると思います。

この手続に絡んで手術で外見が変わったり、生殖腺が無くなって今までの方法では子孫を作れなくなる場合もあります。この場合でも手術前に保存した精子卵子を凍結保存して体外受精で妊娠させるなどの方法で子孫を残せます。いずれにしても綿密な計画や作戦や費用がかかると思います。当然当事者2人だけは無理で周囲のサポートが必要になると思います。なので18歳すぐに手続きを行えるケースは少ないかと存じます。年齢引き下げ後早い段階で性別変更手続を行った実例はあるそうです。

いずれにせよ、性別変更前の恋愛状態とは大きく違って当事者と周囲を縛るものになると思います。

なお、性別変更に伴うカミングアウトは必須ではありませんが、社会保険のデーター変更は必要なため、人事・労務担当者数人には伝える必要があるそうです。変更前の服装等で働くこともできますが変更者の心理的負担が大きいそうです。一方、服装、トイレ、呼称、健康診断等を変更後の性別に合わせてもらうには、職場との相談が必要になります。職場側に理解してもらうのにも苦労する場合が多いと思います。」

と言いました。すると安希は、

「性別変更手続は法定条件をクリアすれば良い18歳解禁で構わないと思いますが性別変更手続をするにも覚悟と周囲の理解・協力と準備が必要なるようですね。」

と言いました。すると幸加は

「性別変更手続は法定条件をクリアするならば18歳解禁でいいと一致しました。なお、この問題を含めて、あたしたちがこれから将来に影響にある決定をいつ頃行うつもりなのかは、次のエピソードでお話しさせて頂きたいと思います。」

と言いました。

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安希と幸加とレディースウェア 登場人望座談会編 立松希惟 @karaai2859

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