華のJKは彼氏がいない
@meat_0109
episode1 彼氏が欲しい!
【桜side】
『華のJKだ〜!友達つくって、彼氏つくろ〜!』
なんて、楽しみにしてた春からはや2年。つまり730日もたっている。
これは大問題。だって、友達はできたけど、彼氏ができてないんだよ!彼氏欲しいよ!
あはは…私は夜月桜。高校3年生。華のJKがあと1年で終わることに小さな危機感を持っている。いわゆるピンチなの。なんなら仲がいいといえる男子さえいない。あ、忘れてた。そんな私に1人だけ唯一仲がいいといえる男子がいた。名前は、
「桜せーんぱいっ!」
「雪くん⁉︎授業中じゃ...」
「先輩何言ってるんですか?休憩時間ですよ?疲れてるんですか?」
「あー。まぁ最近良く寝れてなくて...」
「え⁉︎大丈夫なんですか⁉︎授業とか、」
「全然大丈夫。」
椿雪。去年隣に引っ越してきてから話しかけてくるようになった。私は人見知りだから最初はあんま仲良くなかったんだけど…
『隣に引っ越してきました!よろしくお願いします!』
『え、あ、はい?よろしくお願いします?』
いや、何?挨拶?
『椿雪です!ぜひ名前で呼んでください!』
『えっと、夢華高校の夜月桜です。』
『名前で呼んでいいですか?』
『いや、あのなんで?』
『自分も夢華高校です!』
なるほど。ってなるか!なんで初対面の人に名前で呼んでいいか聞かれてるん!?意味わからんわ!というか誰が初対面の男子名前で呼ぶん!?え、この人もしかしてなくてもばか!?無理だよ!
『桜先輩!学校でも仲良くしてくださいね!』
いや、もうすでに許可もしてないのに名前で呼んでるし。ちょっと仲良くできないかも。性格が根本的に私と合わない気が…
『は、はぁ』
そんなわけで私と雪くんは出会った。最初はに本っ当に気が合わないなと思ったけど、意外と親しみやすさがあるんだよね。まぁちょっと失礼というか、馴れ馴れしい?感じはあるけど。まぁ短所でも長所でもあるよね。
「桜先輩?話聞いてますか?」
「あ、ごめん。なんだっけ。」
「だからもうすぐ体育祭ですねっていう話です。」
「あ〜、そうだね。楽しみ?」
「もちろん!楽しみです。先輩の運動神経を見れますからね。」
「え〜やめてよ恥ずかしいから。」
「…い」
雪くんが誰にも聞こえないぐらい小さい声で言った言葉は私には聞こえなかった。なんて言ったのかな?
「ん?今なんて言った?」
「いや、何でもないです。」
え、1番気になるやつなんだけど。
「気になるんだけどー!言って?」
「いーや!絶っっっ対に言いません!」
「ケチ〜」
「言うべき時になったら言ってあげますよ!」
「いつかな〜?楽しみにしてる!」
「う、そうやって笑顔で言われると言いそうになるんでやめてください。」
なんだなんだ?運動神経についてかな?その話してたし。うん。そういうことにしとこ。
「悪口ではないので安心してください。」
「わかってるよ。雪くんが悪口言うわけないもんね?ふふ。」
「だから、そういう風に言われたらまた言いそうになるんですってば。やめてくださいって言いましたよね?」
「じゃあこれずっとやってたらいつか言ってくれるの?言い続けちゃおっかな〜」
「桜先輩のいじわる。」
「ちょっと!なんで!普通だよ?」
「どこがですか!びっくりしちゃいますよ!」
ひどくない!?ねぇ!
「失礼な!そんなことないもん!」
そんないじわる?自覚ないけど
「あ、もうちょっとで授業始まっちゃいますね。また!一緒にお弁当食べましょうね!」
「もうそんな時間か。ごめんね。今日は玲那と一緒に食べる約束してるの。また明日食べよ?」
「そうなんですね…じゃあまた明日絶対に一緒に食べましょうね!」
「うんわかった。じゃあまた明日。」
私もそろそろ教室帰らなきゃ。3限目は何だっけ?あ、数学だ。苦手なんだよね。特に図形が。あれもう意味わからんから。使うこともないし。やる必要性見つからんわ。
「桜!何話してたの?」
「あ。玲那!体育祭の話。」
「明日一緒にお弁当食べる約束したんだ?」
「うん。今日は?って言ってくれたけど、玲那と食べるから断ったの。」
「なんだかんだ言って結構仲良いよね。私こそ明日でよかったのに。」
「いや、玲那明日彼氏と食べるんだろ。」
「まぁー。そうだけどね?」
「ずるい!私も彼氏欲しい!」
そう。玲那には彼氏がいる。何でだよ!私にも欲しい!でも、玲那は芸能人レベルで可愛いから彼氏がいるのも納得できる。街歩いてたらすれ違った人全員二度見するぐらいだからね。
「知らんがな。自分で頑張れ。」
「玲那様はお心が冷たいですねぇ。」
「何その口調。てか授業遅れるよ?」
キーンコーンカーンコーン
「やっば。怒られる。玲那!急ぐよ!ダッシュするよ!」
「そうだね!やばい!」
そうして、私と玲那はダッシュしたものの先生に
「夜月と向日葵チャイムなって廊下ダッシュしたな?」
「あー、はい。」
といわれ結局少し怒られる羽目になったのだった。
______________________________________
「さーくーらっ!」
「玲那。どうしたの?」
「どうしたのじゃなくて弁当食べよ!」
「あぁ。うん。」
「なんかきょう桜ずっと上の空だよね。大丈夫?」
「うん。ちょっと頭痛くて。」
「え⁉︎大丈夫なの?」
「ちょっと寝てないだけだから大丈夫。」
はぁ。最近なんか睡眠時間が足りてないんだよね。きょうは5時間。昨日も4時間睡眠で眠たいんだよね。
「ちゃんと寝なよ?肌にも悪いし。免疫力下がるよ!体育祭参加できなくなっても知らんからね。」
「それはやだ。ちゃんと寝る!」
______________________________________
「あれ。桜もう寝るの?早いね。」
「うん。ちょっと眠たくて。」
「わかった。おやすみなさい。」
「お母さん。おやすみ。」
ふぅ。早く寝ないと。体育祭に参加できなくなっちゃう。高校生最後の体育祭なのに。
「はぁ。はぁ。熱い...」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます