まま、
笑顔
まま、
私が高校生の時のことです。
正直、あまりに非現実的な出来事なので、頭では今でも起こったことが受け入れられないのですが、ただ、私もそれを実際に見たのでいやでも信じざるを得なくて。とにかく本当に胸糞が悪くて最悪な出来事でした。
私のクラスメイトの一人である、Aという人物についての出来事なんですけれど。
1限から4限の授業が終わってお昼休みになって、クラスのみんなはお弁当を開けたり、売店へ買い物を行ったりとそれぞれに過ごしていました。
Aも、当然そのうちの一人で、友人の机に集まって、お弁当をあけながら、雑談をしていました。
そんな中、突然、悲鳴が上がったんです。
その悲鳴はAとその周囲のものでした。
なんだと思い、近づいて様子を見てみると、、、
あまりに異様な様子なのでその時は絶句してしまいました。
Aの弁当箱の中には赤と黒が混ざったぐちゃぐちゃのなにか、肉の塊みたいなのががみちみちに詰まっていたんです。
においも酷くて、鉄のにおいとと何かが腐ったようなにおいがまざったものでした。
それが弁当箱を開けた瞬間に周囲にむわって広がっていって、嘔吐している子もいました。
入っていたものが何かの臓器というか、生き物のものであるということは直感的にわかりました。
Aは大号泣していて、教室中は大パニックです。
中に入っていたそれをゴミ袋に弁当箱ごと捨てて、
Aはその日以降また不登校になってしまいました。
あ、そうなんです。
いま「また」って言いましたが彼女、中学生のころも一回不登校になっていて。一年間くらい学校に来ていなかったんです。
詳しくは知らないのですが、なにかの事件に巻き込まれたらしくて。病院に通ったりして大変だったそうです。
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以下は上の文章と関係すると思われる3つの文章になります。
①
よく怪談話で呪いの人形って出てくるでしょう。捨てても捨てても戻ってくるっていう。
人形っていうのは歴代の持ち主の思いというか、念のようなものが蓄積していくので、最終的にそれが強くなっていって、怪奇現象を引き起こすとされているんです。
強い思いを込められたものが人知を超えた力を持つっていうっていうのは割とありがちな考えなんですね。神様の化身とされる木で作られた像とかもその一つかもしれません。
さて、そういったことは人形などの無機物にしか言えないことなのでしょうか?たとえば動物とか。世話しきれなくなった動物が捨てられて、その動物が死んで、怨念かなにかで飼い主のところに戻ってくるっている話は数は少ないですがあるにはあるんですよ。本当の話かは分かりませんが。もちろん生き返るとかはないので帰ってくるのとしたら死骸のままですね。先ほど挙げた例とは違って、生き物は脆いし、さらに腐っていきますから。
考えてみれば最悪ですよね、家に帰ったら捨てたと思ったペットの死骸があるんですから。
呪われたりしたら、災難なので生き物の恨みは買わないようにしないようにしたいですね。
②
○○県内の女子中学生へ暴行か、40歳男を逮捕
10代前半の少女を誘拐し、乱暴をしたとして〇〇県南部町の無職の男が逮捕されました。容疑者(40)は下校途中の10代前半の女性を車に乗せ、車内で乱暴した疑いが持たれています。
警察によりますと、容疑者は下校途中だった少女を誘い出し、○○県内で車に乗せ、同県の商業施設の駐車場に車を止め、乱暴したとみられています。
少女は車を降りた後、通行人からの通報を受けた警察に保護されました。
周辺の防犯カメラなどの捜査から〇〇容疑者が浮上しました。
取り調べに対して「言い訳することはありません」と容疑を認めているということです。
③
私は病院で警備の仕事をしているんですけれど。
ええ、幽霊が出るっていう話はよく聞きますよ。やっぱり場所が場所ですから。
私の勤務する時間が夜なので、夜の病院って言ったら出そうな雰囲気がしますよね。
実は私、見たんです。少し前に。
これは私がいつものように深夜、見回りをしていた時の事だったんですけれど。
暗くなった廊下を懐中電灯片手に巡回していました。
そしたら、暗闇の向こうからぺた、ぺたっていう音がして。誰がが裸足で歩いているような音でした。
懐中電灯があるとはいえ、廊下は消灯されていて、自分の正面の向こう側は照らさないと見えづらいんです。
だから、音の出所を確認するために懐中電灯を正面に向けたら。
大きさが自分の足くらいの、丸くて、赤黒い、肉の塊みたいなのがあったんです。
それが足のようなものでぺたぺたとこちらにちかづいてきているのです。
明らかな異形でした。
しばらくして、これは幽霊なのではないかと思いました。ここは夜の病院なのだから幽霊がでたとしても、ありえないことではあるが受け入れられることではあると。
ただ、病院にでるとしたら、「人の幽霊」だと思うんです。
病院で亡くなるのは人ですから、その幽霊が出てくるはずで。
その異形は明らかにひとの形をしていませんでした。
あまりに気味の悪い存在だったので、私はそこから逃げ出しました。
しばらくして、その場所に戻るともう、さっきの異形はいませんでした。
今考えたら、私が思うにそれは生まれる前に堕胎された胎児の霊だったのかもしれません。
私の勤務先の病院は望まれない妊娠をした人に向けた中絶の手術も行っていたので、そのような幽霊が出てくるのかもしれません。
異様な形もそう考えれば納得がいきます。
あの幽霊はどこに向かって歩いていたのでしょうか?
まま、 笑顔 @egao7777
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