第23話 「皇都での試練、未知の魔物との遭遇」
王国の皇都――巨大な城壁に囲まれ、空には魔力を帯びた光が揺れる。
城門をくぐると、広場には兵士や市民が行き交い、活気と緊張が混じった空気が漂っていた。
「……久しぶりだな、皇都」浩は短剣と杖を握り直し、精霊四体を見回す。
フレイラの炎が微かに揺れ、ミストラの水で足元の熱を整える。
ゼフィールの風で空気の流れを読み、ノクティアの闇魔法で周囲の影を感知する。
皇都の広間に到着すると、重鎮や魔術士たちが集まっていた。
「山下浩……火山地帯を制覇して戻ったとはな」重鎮の一人が低く告げる。
浩は短く頭を下げる。「……おかげさまで」
だが、広間には静かな緊張も漂っていた。
魔術士たちは手元の魔力解析装置で浩の装備や精霊の力を確認し、次の任務の準備を進めている。
重鎮のひとりが書状を差し出した。
「山下浩、この書状が次の任務だ。皇都近郊、迷宮化した地下洞窟に未知の魔物が出現している」
浩は受け取り、文字を読み解く。危険度は明白だった。
「……地下洞窟か」浩はつぶやき、精霊たちに確認する。
フレイラの炎で暗闇を照らし、ミストラの水で湿度や地形を分析。
ゼフィールが風で空気の流れを探知し、ノクティアが闇魔法で隠れた罠を可視化する。
「……慎重に行くぞ」浩は短剣、杖、斧、ハンマー、大剣、大弓、氷刃の短剣、熔岩刃の斧、火竜王の大剣を握り直す。
精霊四体も光を揺らし、準備は整った。
地下洞窟に入ると、湿気と冷気が混じり、岩壁から水滴が落ちる。
暗闇の中、光る魔石が足元を照らし、迷路のように曲がりくねった通路が続く。
「……罠がありそうだ」浩は短く息をつき、精霊たちに警戒を促す。
すると、岩陰から巨大な「影裂きグリフォン」が二体飛び出した。
鋭い爪と翼で空間全体を使い、連続攻撃を仕掛けてくる。
浩は精霊と仲間に指示を出し、連携戦術を駆使して戦う。
フレイラの炎で翼の動きを制御し、ミストラの水で床を安定させる。
ゼフィールの風で飛翔経路を乱し、ノクティアの闇魔法で背後から奇襲。
浩は短剣で急所を突き、杖で精霊魔法を連携。
数分間の激闘の末、影裂きグリフォン二体は倒れ、地下洞窟に静寂が戻る。
浩は息を整え、精霊四体を見渡す。
「……やった」達成感と戦力の成長を実感する瞬間だった。
戦闘後、洞窟内に宝箱が現れる。
中には「影裂きの弓」と「超特大回復ポーション」。
弓は風属性で遠距離攻撃が可能で、精霊魔法との連携で戦術の幅がさらに広がる。
王国復帰後の任務は、新たな戦闘経験と精霊連携の熟練度を高める試練でもあった。
浩は精霊四体と新たな仲間を見渡し、地下洞窟奥への進行を決意する。
「……次も、必ず勝つ」
黒の森、火山地帯に続き、皇都近郊地下洞窟編の冒険が始まった。
精霊の力と新たな装備、王国の仲間と共に、浩の戦いはさらなる難関へ進んでいく。
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