異世界農家 ※冒頭だけで終わり
@soyogukaze
第1話
「俺、本当に転生してしまったようだな」
広い草原に小さな小屋がついた小さな家など、神様に貰った異世界の俺の家を見ながら俺は思わず声にしていた。
「ステータス」
本当に良くあるパターンだな。ゲームの様にLvやHP、SP、特技などが目の前に表示された。
Lv1、HP10、SP5、職業農家、特技 農業※農業神の加護
「来たばかりだから、Lv1かHPとSPがどの程度なのかは良く分からないな、職業は神様にお願いした通りに農家だ。で、特技の農業は良いとして農業神の加護って何だこれ?これが良くあるチートってやつか?」
「ストレージ」
おっ、こっちも良くあるパターンだな。ほんとゲーム見たいだ。
「牧草の種、人参の種、ジャガイモの種、玉ねぎの種、小麦の種。後は、お金は10000Gか。10000Gの価値が良く分からないけど、種だけあっても・・・神様意外とハードモードな気がするのですが」
食べていけないから、とりあえず町に行こう。
家から一番近い町は、欧州の田舎の村って感じの小さな町だな。とりあえず散策、食堂にパン屋に雑貨屋に・・・終わった。後は教会ぽいのが見えるな。とりあえず雑貨屋にでも入って見るか
「イラッシャイ、あんた見ない顔だねぇ」
雑貨屋の店番は中年の女性だった。田舎特有の他所の者への警戒感を少し感じる
「はい、今日丘の上の家に引っ越して来たばかりで、えっと」
そう言えば俺の名前何だっけ?自分の顔を見て無いから分らないな、金髪のイケメンに、たけしだの一郎だのってつける訳にもいかないだろうしなぁ
「えっと、あっそうそう。コップとか鍋はありますか?引っ越しついでに新調しようと思いまして」
「それならこっちにあるよ」
鍋が10G、マグカップが5Gか。家の中見て来れば良かったな。とりあえず、後フライパンと皿とか最低限買っておくか。にしても、どれも質が悪くて素材そのままの色だな、色を付けたり凹凸つけて柄をとかは高級品なのかもな
雑貨屋であれやこれやを買ったが、ストレージに収納が出来たので荷物を持って歩く必要が無くて助かった。2枚買った皿は、お皿×2となり1つの枠に収まっていた。他はフライパン1,カップ1などとなっていた
この世界に来たのは朝だったようで、太陽が高くなってるので昼頃らしく腹が減って来た。とりあえず食堂で適当に何かを食べて、パン屋でパンを買って家に帰り家の中を見たりして今後を考える事とした。
「いらっしゃい、見ない顔だね?」
「こんにちは、今日丘の上に越して来たファーマーと言います」
「そうかい、今日越して来たのかい。あたしゃマリアで奥で料理してるのが旦那のレナードだよ。で、何にするんだい?」
メニューには兎肉の香草焼き5G、鶏肉のハーブソテー4G、イノシシスープ8G、パン1G、水1G、ワイン3G、ビール3Gとあった。昼だからなのか品数は無かった。田舎だから在庫や保存の問題だろうか
「それでは、鶏肉のハーブソテーとパン1つと水で」
「はいよ」
兎肉と猪肉は食べた事が無くて、無難な1品を注文した。どうやら先ほどの雑貨屋の事も思うと1G=100円と言った感じらしい。いや鍋やカップがあの値段だったから、実はこの食堂が高級店の可能性もあるか
うん、旨い。これは高級料理店の可能性大だな!
「おう、珍しいな俺より先に客がいるとは」
「今日丘の上に越して来たファーマーさんだよ」
「へぇーそうなのか。俺は何時もので」
「はいよ」
村の常連が来たらしい。が、兎肉に猪スープ、さらにパンが3個にビールまで注文してたらしい。見た目は普通の村人のオッサンだし、ダメだ1Gの価値が今一つ掴めない。
パンは普通のが1G、大きい物が2Gの2種類だけだった。実にシンプルだ。とりあえず今夜と明日の分と言う事で、両方1つずつ買い家路へとついた
にゃー、にゃー
村を出る辺りで白い猫が足元に寄って来た。
「どこの猫だろう?首輪は無いしって、首輪をする文化はあるのかな?」
とりあえずモフモフを堪能し、雑貨屋で買っていた干し肉を取り出しあげてみた
にゃー ムシャムシャムシャムシャ
猫は干し肉を夢中で食べ始めた。細身の猫かと思ったが単に痩せてただけかって事は野良猫か?一人で暮らすのも淋しいし、野良猫なら連れて帰るのもありか?とは言え猫が俺の事を気に入ってるかは分からないし、まぁ着いて来たら半野良で飼うか、ネズミとか捕ってくれるかも知れないしな。いやネズミとかは出ない方が良いのだけど
猫は餌を与えたからか、猫はずっと着いて来た。
「やっと着いた。数キロだろうか歩いたわりに全然疲れて無いな、これも神様から貰った加護とかチートとかかな?日本人のオッサンだったはずの俺が金髪の若者になってたから転生時に若返ったせいかもしれないか、何にせよ良い体を与えてくれた神様ありがとうございます」
家の土地を囲ってる石を積み上げた塀の所まで帰って来た所で、俺は神に与えられた体に感謝をしていた。
「さてと、とりあえず家の掃除からか?そう言えばベッドとか着替えとかは・・・」
確認をせずに村に行ってしまったので、まだ見ぬ我が家に期待と不安を抱きつつ自分の土地へと一歩を踏み入れた時だった
「えっ。君誰?」
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