青の日記

あお

しや゜ほんたま とん゛た

かせ゛

さやさやん いつしよ

なかよし かえで


2009年5月5日


(「青の日記」より、篠原楓、二歳)


編集者付記:

 最も古い楓の「文章」。青いクレヨンで大きく書かれた平仮名は、鏡文字や濁点の誤りが散見されるが、既に物語の萌芽が見える。「さやさやん」は「さやちゃん」と書こうとしたものだろう。日付は篠原夫人による追記。この日、風の丘でシャボン玉を追いかけた記憶が、二人にとって最初の「共有された物語」となった。

 画用紙に書かれた最古の記録は、後に「青の日記」と呼ばれる一ページ目に丁寧に貼られていた。

――水瀬千尋

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