再会

てるてる坊主は、それほど古いものではないように見えた。


——柳さんが作ったのだろうか。


俺は、赤い文字の「柳先輩」が並んだ発信履歴から、再度電話を掛けてみたが、やはり繋がることはなかった。


そして、家に向かって何度か名前を呼んでみたが、反応はなかった。


縁側の引き戸は、下半分がすりガラスで、上半分は透明なガラスだった。


——あそこから家の中が確認できそうだ。


俺は、速まる鼓動を感じながら、敷居に足を掛けて中を覗き込んだ。


縁側の奥には、綺麗に片付いている八畳ほどの部屋があった。

梁の部分からは、軒下のものと同じ笑顔が描かれた、てるてる坊主が一体吊るされており、こちらを向いていた。


おそらく、シーツを使ったのだろうと思えるそのてるてる坊主は、等身大だった。

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