セーフティーバーズ・ブギウギ~回顧~

 これは大学四回生なりたてに書いたような気がする。文芸部に所属していた僕に、「君の作品が一番好きだ。だから書け」とラインで同期に言われて、調子に乗ったまま書いた作品である。それに対しての僕の返信が気持ち悪すぎて、二度と見返したくはない。思わずトーク履歴を全て削除してやったぜ。

 昔から子供時代と大人時代をどっちも書くような作品が好きで(スティーブンキングのITとか、浦沢直樹の二十世紀少年とか)僕も書いてみた。主人公を考えるのが面倒くさく、自分の過去作から使い回し、遊園地という設定もまた自分の過去作から使い回した。唯一他人から評価を受けた上で書いた作品だというのに、この怠惰ぶりだ。

 今この作品を直すとしたら、うそぴょん登場シーンを書き直すだろう。うそぴょんには喋らせず、不気味な緊張感を最大限に引き出すはずだ。開幕一番で不用意に喋らせたことで緊張感が損なわれ、そこからの展開もトーンダウンしているような感じがする。

 あ、あと、漫才の台本をもう一度考え直す。あれはあんまり考えずに書いた上に、小学生時代に書いた漫才という設定にして逃げたものだ。そんなことしてちゃあだめだよねえ。笑える会話を書こうとしたのだが、どうにも狙いすぎて痛い感じになってしまっている。無理に素人がお笑いをやろうとするのが間違いなのかもしれない。

 

 

 

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