第4話 初めての戦闘の巻

私の名前は古森ふるかわ妃貴きき

短大を卒業したけど定職を見つけることは出来なかった。

パパが「女の子はお嫁さんという職業に就くからね~外に働きに行かなくても家で働けばいいさ」と言うから花嫁修業を兼ねて私は自宅で家事手伝いをしてい居たの。

自宅警備?ノンノン!!違います~!!

一緒に召喚されて来た男どもは失礼だわ!!

確かにこの世界での職業はゴニョゴニョニートだけど、私はそうじゃない!!

まぁ今は置いておきましょう。

次のコミケで着る予定だったコスで近くのコンビニに買い物行く途中で私は大型車両に・・・

あれって都市伝説だと思っていたわ、どうやら本当だったみたいね。

でも、私が聖女じゃなく、ゴニョゴニョニートとかおかしくない?

聖女と言えば、サポートしてくれるお姫様ことソフィーはこの世界唯一の大聖女という職業らしいの。

LVも凄いわ!!

驚くなかれ、カンストの999なんだって!

チートよ!チート!!

そのソフィーに連れられて近くの森にやって来ました!!


「皆さんはゴブリンやスライムの事をご存じの様ですね」

「ああ、そういった存在が居ることは知っている」


お姫様がゴブリンやスライムを私たちが知っていることについて聞いて来た。

勇者のポンコツが代表して回答している。

一応はリーダーとなるのかな?

頼りないけど大丈夫?

まぁソフィー居るから大丈夫か!


「ゴブリンやスライムが雑魚とか申されておられましたよね?」

「え?違うんですか?」

「違います!」


ソフィー曰く、ゴブリンは強い方ではないが狡猾で集団で行動することも多い為、侮れない存在だという。


「ほれ!ゴブリンは強いんだよ!!」


元の世界で汁男優していたゴブタケがゴブリンが侮れないと知って自慢げにどや顔で何か言っているわ。

汁男優なんてよく知っていたなですって?

何処で知ってか?

・・・それは・・・乙女のひ・み・つ♪よ~


「スライムも弱くはありませんね」

「そうなのですか?」

「ええ、強い酸性の液体を射出して来ますし、体の中を浮遊する核を壊さないと倒せませんし、難敵と言えますわね」

「そ、そうだよな~・・・」


社畜が引き攣った顔でソフィーと受け答えしているけど、私もドン引き。

スライム何て雑魚とか思ってたわ。


「じゃあ今回は何を討伐するんですか?」


勇者ポンコツが討伐目標を聞いているけど、私も聞きたい。

私でも倒せるモンスターだと良いな~


「今回の討伐対象は」

「「「「討伐対象は?」」」」


やだ、男どもとハモっちゃったわ。

私がそんなどうでもいい事を考えている間にも歩みを進め、森に到着。


「あれですね」


姫の指作先には


「カワイ~~~~wwww」


私はつい叫んじゃったわ。

目の前には白いフワフワの塊?

耳が長いから兎?

白いフワフワの可愛らしい兎ちゃん♪


「ストライクラビットですわ」

「「「「ストライクラビット!?」」」」


やだ、またハモっちゃった・・・

ソフィー曰く、敵と認識した対象に走って来てぶつかって攻撃して来る兎ちゃんらしい。

何て可愛らしい攻撃!!

私が優しく受け止めてあげちゃう~~~wwww♪


「グハッ!!」


PT中一番マッチョなゴブタケが兎ちゃんの突進をもろに食らって錐揉み状に吹き飛ばされちゃいました・・・

何あの剛速球みたいなスピード・・・


「比較的倒し易いモンスターなのですが・・・」


ソフィーったら何言っているの?

皆ドン引きでソフィーを見詰めて抗議の目を向ける。


「ほら、こんな風に」


何今の・・・

ソフィーが兎ちゃんに近付くと兎ちゃんがソフィーに向かって飛ぶ様にぶつかって・・・駄目!!と思った瞬間、ソフィーは拳で兎ちゃんを殴り飛ばしたは・・・

いや、いや、いや!!

参考にとかならないからね!!

ソフィーは皆の予想通り、武闘派だった模様。

後に知る事になるが、鉄拳の大聖女との異名を持つらしい。

素手でドラゴンと1on1するそうよ・・・

そして、素手で討伐し、ドラゴングラップラーなんて物騒な名でも呼ばれていたとか何とか。

全然参考にならないわ・・・

さて、どうしようかしら・・・


「やったぜ!!」

「お見事です!ポンコツ様」


褒めているように聞こえないけど、一番最初に兎ちゃんを討伐したのは勇者ポンコツだったわ。

スキルで切り付けての討伐だったのは見ていれば解るわ。

腐って・・・いえ、勇者だしね。


「皆様方もどんどん挑戦してみてください。もし仮に死んでも」


ソフィーったら物騒だわ。

「死んだでも」って死んだら終わりじゃないの?

その疑問は皆も感じる所だったようで、質問が飛ぶ。


「死んだら終わりじゃないのですか?」


ナイス社畜!!

今回は社畜が皆を代表して質問すると、ニッコリと微笑んだソフィーが答えたわ。


「私のスキルで蘇生しますよ!」


内容が物騒だからかな?ソフィーの笑顔が怖いわ。


「あの・・・蘇生っていうのは?」

「蘇生とは生き返らせることですわ」

「え?生き返らせる?」

「はい、三日以内なら可能ですわ」


皆絶句してしまったわ。

大聖女って本当にチート!凄過ぎ!!


「昔召喚された勇者様曰く、元の世界では三秒ルールという物があるそうですが、それと一緒の様な物らしいですわ」


絶体に違うと思うのは私だけかしら?

三秒ルールって落とした食べ物も三秒以内に拾ってしまえば食べられるとか言う訳の分からない子供ルールよね?

それを実行した同級生が食中毒で運ばれたのは今でも覚えているわ。

私の地元では、いえ、あの光景を見た同級生たちは「拾い食い絶対ダメ!!」ってのが合言葉になった程よ。


「ですから安心して死んでくださいね」


ソフィーの笑顔に隠れた心の闇が怖いわけど、それと話裏腹に爽やかな森の中での出来事でした。

私も何とか兎ちゃんを倒すことに成功しました!!

死ぬ事は無かったのでソフィーの出番は今回無かったと最後に記載しておきましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る