美容院は心の救急箱

荒井瑞葉

第1話 しんどい時に、美容院。

今朝は、起きたら絶不調でした。

せっかくの休日なのに。

そして、美容院を予約してるのに。


布団の中からどうしても出たくなくて、

朝ごはんは「納豆ご飯」。

おまけに、納豆とご飯の接地点のみ食べて、白いご飯を残してしまいました。


美容院に行く途中、

「疲れたなあ」と、二十秒おきに、独り言が漏れ出ます。完璧、怪しい人です。心の声でなく、リアルに言ってしまっております。


それでも、美容院になんとか行きました。


中に入ると、暖色系のお店の色彩や、明るい美容師さんに、ほっと心が和みました。


わたしは美容院では、「美容師さんの指定」を特にしません。

本日は、若い女性の新人さんに担当していただきました。


新人さんだけに、髪の洗い方がとても丁寧です。


「わたしは、こんな丁寧に、日々の仕事をしてるのだろうか」


自分に問いかけてみました。


シャンプーもいい香りで、気分は上々です。


わたしが年始にチケットをとったのに、熱を出して見そびれてしまったバレエ(踊る方)から、なぜか、「春高バレー」(高校生の試合の方)などを、のんびりと話しました。


年始に風邪をひいたこと、おそらく、大晦日に行ったカラオケで菌をもらってしまったこと、などをとりとめなく話して、散髪が本格的になった折には、ゆっくり眠らせていただきました。


(新人さんですと、髪を切るのに集中していただきたいものですよね)


散髪が終わった頃には、気分がものすごくスッキリして、黒い黒いモヤモヤ(繁忙期の残りカス)が、どこかに霧散したのを感じました。


今日はモスバーガーで、ちゃんと早めのお昼を食べよう。





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美容院は心の救急箱 荒井瑞葉 @mizuha1208mizu_iro

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