川を渡るだけ……なのに

通りの向こうに用があるが、横断歩道も歩道橋もない。
実は大きな川に蓋をする格好で造られた道路で、歴史的なしがらみによって渡ることができないという。「ぼく」が困っていると、怪しげな男が話しかけてきて、地下の暗渠に架けられた橋をこっそり案内してくれるのだが……

終盤の橋のシーンでは、吸い込まれるような緊張感がにわかに押し寄せてきて、非常に印象的でした。おすすめです。