ダンジョン攻略.1
あれから2日後、今日はダンジョン攻略の開始日となっている。
あたりを見渡すと数十人ほどの冒険者がダンジョンの前に待機している。
みんなでミルメスの合図を待っているのだ。
「皆のもの、今日はよく集まってくれた。このダンジョンはどのような敵が出てどのくらいのランクなのかも未知数。だが、街を守るためここに来てくれたことに感謝する。それでは—出撃開始!」
ダンジョン攻略が始まった。
中は洞窟みたいだが他のところより魔力が濃い。
まあ濃いといってもほとんど誤差程度なのでそこまで強い魔物ではなさそうだ。
—少し進むと数体のゴブリンがいた。
雑談でもしているのか数体で集まっている。
他の人はおいて来たので今は僕だけだが、あの位ならなんとかなるだろう。
姿勢を下げ一気に加速し、一番近いゴブリンの首を跳ね飛ばす。
その勢いのまま左右のゴブリンを倒す。
奥にいた三体のゴブリンがこちらに気づく。が、すでに魔法が展開されており、同時に倒される。
使ったのはこの前ミルメス相手に放ったものだ。
わかりやすいように〝アイスショット〟とでも名付けておこう。
その勢いのまま奥へと進む。ここまでに100体ほど見かけたが、内30体ほどは後続のために残しておいた。
その後 全然いなかったんですけど!とか文句言われたら困るからね。
その後もどんどん奥へと進んでいく。
道中ちょっと背の高いゴブリン。多分ホブゴブリンかな?を見かけたがそこまで強くなかったのであまり関係なかった。
突入から30分くらい。何やら広めの空間についたようだ。
ボス部屋だろうか?そう思い覗き込んでみると。
そこには300体ほどのゴブリン、ホブゴブリンがおり、中央には人間ほど大きさのゴブリンジェネラル。それを率いる巨人みたいな見た目のゴブリンキングがいる。
いやー事前に魔物に関する本を買っといてよかった。
それによるとジェネラルがCランク。
キングがC⁺ほどの強さで、それが大隊ほどで群れていることから合計でBランクぐらいはあるだろう。
そのためまずは雑魚を掃討するのが先だな。
僕はゴブリン相手に広範囲魔法、ライトニングヘルを使う。
その途端紫電が空間に充満し、数百ボルトの電流が流れる。
まさに電気地獄。
ゴブリンは即座に炭化し、キング以外は即死した模様。
即死は逃れたがキングにも致命傷が...を願っていたんだけど流石にそんなことはなく、一切のダメージは受けていないようだった。
おかしいな。あれは反射神経で避けれる代物ではないしキングはC⁺程度なのでぎりぎり耐えるだろうが無傷はありえない。
もしかしたらキングじゃなくて更に進化したエンペラークラス?
でもあれは文献によれば数百年単位でしか発生せず、たった数十年前に発生したばかりなはず...
だが、魔王が誕生した!ってのを風の噂で聞いた...
それで間隔が狂った可能性も捨てきれない。
もしそうすれば強さは数段階上がる。
B⁺、下手したらAランクに達しているかもしれない。
だが僕は竜人族!こちらも文献によれば生まれたででもA⁺クラスの脅威。
数年生きた個体はSランクに指定されるそうだ。
ミルメスと戦ったときは人前だった以上羽を出せなかった。
だが今は違う。周りには人はおらず、後続もまだ到着する様子もない。
...よし、全力での戦闘、やってみますか。
まずは敵の確認から始めよう。
敵は一瞬で配下すべてが死んだことに戸惑ってはいたが今はこちらの分析をするかのように死体を見ている。
その行動からそれなりの知能があるように思える。
まずは先制攻撃、本当に魔法が効かないのか〝アイスショット〟を三発打ち込む。
結果は見ての通り、なんの効果もなく弾き返される。
またこれだよ...ほんと結界持ちって厄介極まりない。
そうこうしてるとエンペラーの指に魔力が溜まっていく。
その場を離れ、元いた場所を見ると、先ほどいた場所は衝撃波によって消し飛んでした。
どんなバカ威力だよ!当たってたら大怪我どころじゃ済まないよ!
ゴブリンエンペラー...思った以上の脅威だな。
しかも勝ちを確信したのかめっちゃ笑顔。
この程度で勝ったと思わないでよね!
僕は羽を出し一気に背後の天井に着地。
壁を蹴り、更に加速しながらエンペラーの首筋めがけ鋭い一撃を放つ。
が、右腕が切れるも弾かれてしまった。
悔しがる暇もなく反撃が飛んでくる。
咄嗟の判断で受け流すもあまりの威力で壁際まで弾き飛ばされてしまう。
威力おかしくない?受け流したのに吹き飛ばされるって...
しかもさっき切り飛ばしたはずの右腕で...
バカ威力にものすごい再生力。
だが相手から笑顔が消え焦りが見えている。
こっちもあまり余裕はないけどここで弱気になったらだめだ。
このまま攻めていこう。
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