第5話、怪獣大決戦。
「こ、こ、こんなところでマーキングをしようとするなんてっ」
タムリンが真っ赤な顔で言う。
「マーキング?」
文字のとおり龍の番に印をつけることだ。
龍の間では口づけするのと同じことだと後で知った。
「あなた達は、スキル、”龍奴隷”を勘違いしていますね」
三つ子の金色姉妹がタムリンたちを例の下位竜を見る目で見た。
「な、なによ」
同じ顔、同じ目で同時に見られたタムリンがたじろいだ。
「龍の奴隷じゃないよ、龍を奴隷にするスキルだよ」
「えっ」
「でないと、このボクがお昼ご飯をあげるわけないじゃん」
「ええ、は、恥ずかしい、しゅ、趣味を教えたりしないです」
「委員長(雑用係)を甘んじて受けないな」
「龍圧が並み以下のあなたたちがっ」
「あっ」
そこで気づいた。
「三人とも全く同じ龍圧っ」
ニパッと。
つつましやかに。
ニコリ。
と笑う。
自分の額に下から上まで線が引かれた。
「ちょっ、待って」
ズドオオン
三人を中心に巨大な金色の光の柱が立った。
通常の三倍の龍圧である。
バタバタと周りの龍や龍騎士が意識を失い倒れていく。
グ、ガアアアアア
「てきっ、テキがクルッ」
タムリンが中途半端に龍圧に耐え暴走。
「タ、タムリンッ」
アルフレッドも耐えた。
タムリンが本来の姿、エメラルドドラゴンに戻る。
口を大きく開き翠色の光を集光させた。
「エメラルドドラゴンの最大火力、”レイヴァース”だっ」
「別名、タムリンレーザー。 これを覚えるとヒールを忘れるぞおっ」
通りすがりのアト〇シャンが叫んだ。
パッイイイイイン
「うっわああ」
極太のコ〇ニーレーザー、もとい、タムリンレーザーがこちらに走る。
ズドオオン
着弾。 あたりが白い煙で見えなくなった。
カカカカッ
ピロピロピロ
甲高い電子音のようなものがあたりに響く。
白い煙の中に黒い巨大な影。
バサアア
レーザーを受けていた金色の翼を左右に開いた。
白い煙が霧散する。
「は、はははは」
人は驚きすぎると笑うのだ。
見上げると、三つ首、二尾、巨大な翼をもった金色の龍が立っていた。
大体、三階建ての校舎と同じくらいだ。
「
「月に住まう龍帝の三皇女の龍体だあっ」
通りすがりのギドラ研究者が大声で言った。
ピロロロロロ~
三つの首が黄金の怪光線をはいた。
ドカアアン
コの字の校舎が、まるで火薬で吹き飛ばされる映画のセットのように壊される。
三本の黄金色の怪光線がエメラルドドラゴンに集まった。
ドオオオオン
エメラルドドラゴンとその龍騎士が吹き飛ばされた。
◆
校舎が破壊されたので(!!)、プレハブの仮校舎で生活している。
壊れた校舎は、龍帝(三姉妹の父)が弁償してくれるらしい。
夜逃げをしなくてよかった。
あれから、アルフレッドもタムリンもおとなしい。
そうそう、ちなみに、
スキル、
が、
スキル、
に進化していた。
「リュウドッ」
「リュウドさまっ」
「婿殿っ」
黄金三姉妹は今日も元気だ。
浮気にならないのかと聞くと、
「三人で一人よ」
「た、体、知、心に分かれているだけです」
「意識や記憶は共有されているぞ」
――ああ、分かれていないと三倍の龍圧で気絶者続出かあ
一部では黄金ハーレムと言われているが誤解である。
学園を卒業した後、月まで龍帝に結婚のあいさつに行ったり(←アポロ13計画と名付けられた)、某合衆国の実験で生まれた、漆黒の
了
ギドラ様と一緒!!!。 touhu・kinugosi @touhukinugosi
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