スピンオフ:がんばれ悠太

すずめ

第1話 朝から尾行

俺は幼馴染の『廉』が大好きな男子高校生だ!

好きなところはっていうと、頭がいいところと、足が速いところと、優しいところと、クールなところと、甘えん坊っていうギャップがあるところとか、可愛いところとか、一緒にバス乗る時に俺を窓側に座らせてくれるとことか、道路側歩いてくれるところとか、折り紙うまくできたときに自慢してくるところとか、料理が上手なところとか!あ、でも塩と砂糖間違えたりするおっちょこちょいなところも可愛い!

やべ…文字数だいぶ削っちまった。

そんで今日はいつも一人で登校する廉を尾行してみることにしたんだ!

なんか俺が誘っても嫌そうにするからよ〜。

電車の同じ車両まで着いてこれたけどまだバレてないぜ!

学校の最寄り駅についた!

廉が立ち上がるのを待つぜ!

「あっ…。」

あ、廉がイヤホン落としちゃった。

仕方ねぇ、この俺が拾って…。

「…。」

「ありがとうございます。」

やばーーーい!!

なんか知らない女が廉のイヤホン拾ってくれたーー!!!

「あ、あの。」

え、廉が俺以外の人に話しかけた…?

「もし良かったら…学校までお話できませんか?」

(文章にできない心の叫び)

「えっと…はい。」

女もすぐに承諾すんな!

俺の廉をぉ…。

「ありがとうございます…!あ。」

廉が一瞬笑顔になった…。

普段はずっと無表情なのに…。


俺は電車を降り、2、3歩下がった位置から二人を監視していた。

話し声は聞こえないけど、なんか廉が女のリュックに付いてるアクリルチャーム気にしてるのはわかる。

幼馴染だから。


「ゆ…ま!」


ん?


「悠太様!」


「麗奈!?」


俺の後ろから話しかけてきたのは、廉の妹、橘麗奈だ。

麗奈とは廉と同じくらい長い付き合いなのだが、正直あんまこいつに興味ない。

「お兄様を尾行するのは止めるのですわ!」

「は!?いつから俺のことを!」

「電車の中からですわ!」

「お前もストーカーじゃねぇか!」

「うるさいですわね、私はお兄様の家族ですわ!」

「俺だって幼馴染だぞ!!」

「知らないですわ〜!」

「コラー!通学路で喧嘩するでない!」

鬼教師だ!


『す、すみません…。』


怒られてからは一言も喋らずに二人で歩いた。

ンーって顔でね。

数歩歩いたところで、俺らはとんでもない光景を見てしまった…。


「お、お兄様が…人気のない路地裏に女を…。」


「あぁ…(気絶)」


「悠太様!悠太様が倒れましたわ!そこの貴方はAEDを、貴方はお兄様の尾行を承って下さいまし!」


***

映像が乱れています

***


結局俺らは遅刻した。

尾行失敗だぜ!

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