ピンポイント豪雨

 2024年7月21日AM0:45頃。

 仕事帰りにウォーターショップの自動給水器で水を買って、自宅へ向かっていたときのこと。


 いきなり、フロントガラスに大量の水がかかった。

 道路脇の畑の散水機に水をぶっかけられたかと思った(よくある)。

 しかし、散水機なら一瞬で通過して終わるのに、水はザバザバとかかり続ける。

 車全体に勢いよく大量の水がかかる音がする。


「えっ?!」


 思わず声が出るくらい驚いた。


 散水機というより、洗車機みたいな。

 セルフ洗車をやったことがある人ならイメージしやすいかも。

 洗車機がスタートしてザーッと車が丸洗いされる感じ。

 夜ということもあり、視界は最悪。

 ワイパーを最速で動かしても、フロントガラスにバシバシ当たる水しか見えない。


「怖っ!」


 って言いつつ、減速して恐る恐る進む。


 通り慣れた道で地形も頭に入っているので、辛うじて見える道路脇の草むらを頼りに進んだ。

 路面はほぼ見えないけど、両脇にモッサリ茂る草は見える。

 直線道路が続く区域だったので、ノロノロ運転で行けば畑に落ちることはない。

 とはいえ、前方がほとんど見えない中を進むのは、スリルという名のストレスが溜まる。


(早く家に帰りたい)


 ちょっと泣きそうになりつつ、慎重に車を運転し続ける。

 しばらく進むと、大量シャワーが突然消えて、視界がクリアになった。


 それは、散水機でも洗車機でもない、天然100%豪雨。

 大粒の雨が大量に、激しく叩きつけるように降る中に突入したらしい。

 そこを通るまで路面は乾いていて、雨なんて1粒も降ってない。

 土砂降りから抜け出した後はずっと乾いた路面が続いており、雨が降った形跡は無かった。



 沖縄あるある、「局地豪雨」。

 狭い範囲に多くの雨が降る事を指す言葉通り、今回の豪雨は僅か2~3kmの範囲で起きていた。

 前がよく見えないほどの激しい雨なのに、その前後の区間では月や星が見えるくらい晴れている。

 特定の地域だけ雨が降るのは、珍しくはないけれど。

 激しく降っている場所と晴れている場所が、ハッキリ分かれているのを見たのは初めてかも。



 沖縄の雨は、狭い範囲でいきなり降っていきなりやむ。

 読者の皆様、沖縄へ観光に来るときは、雨具をお忘れなく。

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