コイントスガール
三丁目の雀
コイントスガール
私は超がつくほどの優柔不断。
朝ごはんをパンにするか、ご飯にするかで1時間悩み、学校に遅刻するぐらい。
だから私は日常のほぼ全てを、コイントスで決める。
そんなある日、クラスの男子、蓮くんに恋をした。
朝、友達と登校中、蓮くんに遭遇。
「あっ蓮くんだ!」
「どうしよう.....」
「うーん....よしっコイントスをしよう!」
裏は、挨拶をする。
表は、蓮くんの前で奇声を上げる。
結果は
表。
「.......」
「ギ、ギェェェェェェェェェェェェェ!!!!!」
「!?」
「だ、大丈夫....?」
「あぁぁぁ、ダイジョブ、ダイジョブ!」
「む、虫!虫にびっくりしただけだから!」
「おぉら出てこい!!さっきの虫!!!!」
蓮くんは顔を引き攣りながら、なら良かった。と言った。
絶対引かれてるな、と思ったけど、
とりあえず考えないことにした。
昼、学食。
友達と喋りながら、学食を食べようとした時
蓮くんが学食を食べにきた。
「......コイントス...するか!」
友達が「やめとけ!!!今朝の感じだと絶対失敗するぞ!」と言ってきた
私は友達の言葉を無視し、コインを投げた。
裏は、蓮くんと同じ学食を頼む。
表は、蓮くんが、かじった唐揚げを食べる。
結果は
表。
私は何も言わずに近づき、蓮くんの唐揚げを取って食べた。
「えっ、今朝の子!?」
「む、しゃむしゃゃゃゃ」
「お、おいしぃぃなぁぁぁぁ!!!」
蓮くんは戸惑い、周囲がザワつき始めた。
「.......」
私は何も言わずに、席に戻った
蓮くんの戸惑った顔が、頭から離れない。
友達に「やっちまったな。お前」
「もうコイントスやめなよ」と言われた
だけど「決められないから無理」と即答した
放課後
私は振られると分かっていても、蓮くんに告白しようと、
思ったり、思わなかったりした。
だから私はいつも通り、コイントスで決めようと思った。
しかしコインを投げるたび、
手からすっぽ抜けたり
机に直立したり
コインが窓の外に飛んでったり
「なんで!?」
最終的に、コインはドブの中に落ちてしまった。
「あぁ!!もう!!!」
私は気づいたら、走り出していた。ただ告白することだけが、頭の中にあった。
教室に入り、蓮くんの前でただ一言。
「好きです!!!」
コイントスガール 三丁目の雀 @3chome_no_Suzume
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