①向き合う-母-

診断が終わった後、僕は母に結果を素直に話せずにいた。

弱い自分を見せたくない。

そんな思いはまだ僕の中に存在していて、

目を腫らした僕は母に何も言えなかった。


「無理して言わんでもいい。でも心配はしとる。」


無言の僕に母はそう言った。

本当に迷惑しかかけていないと思った。


何度か通ううちに僕はようやく母に話すことができた。

PTSDやアダルトチルドレン。

正直恥ずかしくてたまらなかった。


原因についてもハッキリと話した。

一言、「ごめんね」という言葉がものすごく悲しかったのが心に残っている。


少しずつ話をして、向き合っていくしかないと思った。

自分と過去と周りの人たちと。

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