②僕って何-発作-
発作は不定期ではあるが必ず寝る前に起こった。
次の日、必ず目と顔が腫れ上がるのだが、
溜まっていた何かを一気に吐き出してスッキリする感覚もあった。
父も母も心配していたように思えるが、大丈夫か?とは言うものの、
病院に行くほどではない、という判断だった。
僕は自分の心が脆弱なせいだと思っていた。
そんな日常の中、僕は進路の最終判断をしなければならなかった。
人から悩み相談をされることも多く、いじめられた経験もあったので、
心が傷ついた人の支えになりたいと思い、
心理学部を目指すと1年生の冬ごろから言い張っていた。
しかし、発作が起きるようになってからはその進路を考え直すようになっていた。
心が弱くて小さい僕が、果たしてカウンセラーになれるんだろうかと。
発作のことは家族以外に話すことができず、
誰にも相談できぬまま、高校3年生の夏が訪れた。
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