​終章 接続

​光も闇もなかった。


「私」もなかった。


時間もなかった。


​だが、


終わっていなかった。


​何かが起きている。


起きているが、それを確認する主体はない。


終わりを期待することもできない。


比較もできない。


​ただ、断絶しない出来事だけが、宇宙のどこでもなく、しかし確かに、


起き続けている。


​――


“これが恐怖であると理解できるのは、まだ生きている者だけだ。


そして生きている限り、これを否定しきることは、できない。”

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