転校生は天使だ。

僕の名前は松風かなた。15歳だ。僕はいつも一人だった。僕は天体観測が好きだ。けれども星に興味がある人ってあまりいないんだよね。だから結局いつも僕の世界の境にいる人気の生徒グループを眺めているだけだった。最近は転校生もやってきたけど僕には関係ないしどうでもいいよ。156ページ読もっと。

星はやっぱり好きだ。いつか自分の世界をどこかにある星に造って平凡に暮らしたいな。誰も僕のことなんか気にしないし、どうせ将来は独身サラリーマンだよ。


「松風かなたです!趣味は。。。天体観測と読書です!よろしくお願いします!」


自己紹介の日から僕はぼっち確定。何が悪いんだよ。。。


読書


読書


読書


読書


読書


一週間が過ぎる


二週間が過ぎる


1ヶ月が過ぎる


ぼっちのまま


転生してみたいな。


僕の世界は暗い。ずっとこのままなんだもん。一人だし。

「松...くん!聞いてる?」

なんか明るいな。。。?

「ちょっと!!!松風くん!」

なんだよ、僕の世界入ってこないで。。。


「一ノ瀬さん!?」


目の前には例の転校生だ。


「それ、サリレオ・サリレイの本だよね?うちも好きだよ!それ星座の本のやつ?いいね。星って綺麗だよね。自分たちとは違う世界にいる感じで。」


「え?えっと。。。一ノ瀬さん。。。」


「凪!行こ!」人気者グループのリーダー、藤本柚愛だ。


「ごめんね、松風くん!邪魔しちゃった!」凪は手を振り、小走りで出ていった。


「ちょっとぉ、なんで地味風くんと話してたの?」


「ただの宿題終わったか聞いてただけだよ〜。」


僕ってそんなあだ名ついてたの。。。?


「そんなのイケメンとかに聞けばいいのにぃ〜」柚愛の声が廊下から聞こえた。


僕は久しぶりに話しかけられて、少し嬉しかった。まるで天使が僕の世界を光で照らしてきているようだった。

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