第16話 見た目と心のギャップ
午後のレクリエーションは、なんと「異世界カラオケ大会」。
神様たちが用意した、魂に響く音響設備で、住人たちが歌い狂う。
「さあ、岩音さん! あなたも一曲いかが?」
サクラ(神様)がマイクを差し出す。
「えー、私はいいわよ。おばあちゃんたちの歌、知らないし……」
と思ったが、私の体(八千代)が勝手にリズムを刻み始めた。
(え、何? 体が動く!?)
イントロが流れる。曲は……最新のJ-POP!?
あ、違う。八千代の脳内に残っていた「昔の流行歌」だ。
私は無意識にマイクを握り、こぶしを効かせて熱唱してしまった。
「♪〜ああぁぁ〜、越後ぉぉ〜吹雪のぉぉ〜、女道ぉぉ〜!!」
「うまいぞ! 新入り!」「アンコール!」
拍手喝采。中身は28歳なのに、歌い方は完全に昭和のベテラン歌手。
(恥ずかしい……! 死ぬほど恥ずかしいのに、喉が勝手に唸りを上げちゃう!)
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