第22話 少しの疲れと少しの弱音

テストが終わった夜、薫がぽつりと言った。


「……ちょっと、疲れた」


 その声は、いつもより小さかった。


「無理しすぎだろ」


「してないつもりだったんだけどね」


 蓮は、どう声をかけるか迷った。


 励ましすぎても、軽くなる。

 黙りすぎても、距離ができる。


「……今度、何もしない日作ろう」


「何もしない?」


「うん。散歩するだけとか」


 薫は、少し考えてから笑った。


「それ、いいかも」


 答えは、いつも会話の中にあった

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