AI時代の心の保ち方。未来不安を少しでも無くす

のほほん村の尊重

第1話 未来への不安は消える

未来が不安だ、という言葉をよく聞く。

将来の仕事、老後、孤独、社会の崩壊。

ニュースを見れば、危機の見出しが並んでいる。


でも僕は、少し違う感覚を持っている。


AIが進めば進むほど、未来への不安は減っていく。


そう言うと、たいてい怪訝な顔をされる。

「仕事が奪われる」「人間はいらなくなる」

そういう反論がすぐ返ってくる。


けれどそれは、

“今の社会構造が続く”という前提で考えているからだ。



人類はずっと、

未来を「予測できないもの」として恐れてきた。


病気になったらどうしよう。

働けなくなったらどうしよう。

年を取ったら、誰が面倒を見るんだろう。


この不安を、長い間、

家族と共同体が引き受けてきた。


だから

「子どもを持たないと不安だ」

「家庭がないと老後が怖い」

という価値観が生まれた。


それは、過去においては正しかった。



でも今、状況は変わり始めている。


AIの進化は、直線的じゃない。

2倍、3倍で進むものじゃない。

指数関数的に進む。


医療、福祉、介護、行政。

人の手と感情に頼っていた部分が、

徐々にシステムに置き換わっていく。


孤独は「我慢するもの」から

設計で軽減できるものになる。


生きることは、

努力や根性の問題じゃなく、

社会の仕様になっていく。



もちろん、競争はなくならない。


でもそれは、

成り上がるための競争じゃない。


抜け道を探す人、

他人を蹴落とす人、

強さを誇示し続けないと生きられない人。


そういう人ほど、

AI社会ではコスパが悪くなる。


逆に、生き残るのは——


・欲が少ない

・比較しない

・今日がまあまあで満足できる


生きてるだけでハッピーな人だ。



これから流行るのは、

喧嘩自慢、スポーツ、芸術、自然だと思う。


AIができない、

身体や感情や意味のない行為。


勝たなくていい。

評価されなくていい。

ただ、やっていれば十分なもの。


未来は、

努力し続けられる人より、

力を抜ける人に優しくなる。



AIは人間を不安にする存在じゃない。

むしろ逆だ。


人類が何千年も抱えてきた

「生きていて大丈夫なのか」という問いを、

少しずつ不要にしていく。


未来が不安なのは、

AIがないからじゃない。


AIがまだ、十分に行き渡っていないだけだ。

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