第6話
マクシミリアン辺境伯領
暇じゃな…3歳とは本当にする事がないのぅ…
生前の3歳なぞ記憶に無いが兄姉は剣術や
魔法の稽古したり勉学で毎日楽しそうじゃ。
暇なので屋敷の図書室に来た。
壁に掛かってる地図を見る。
ハイルディア王国の南方に位置するマクシミリアン辺境伯領はカイゼリック帝国と隣接している。
王国の左右には山岳都市ブレイグラード、海都ラグナヴェールがある。
ラグナヴェールから海を渡り南下すると日の国カグラがある。
ブレイグラードは様々な鉱石が取れ、鍛治、彫金、機工の技術が発展している国で、そこにはドワーフと言う種族が多く居るらしい。
霊峰ランドグリーズにはドラゴンがいるみたいじゃ
本で見たが龍とは違うのじゃな、儂の生前の兜飾に龍の意匠があったが当然龍など見た事はない、居るなら見てみたいのぅ。
ラグナヴェールは様々な海産物やカグラや他の海外国家からの交易で潤っている国だ、住人の種族も様々らしい。
儂らの米などのカグラ産の物はラグナヴェールを経由して王国に来る
なのでカグラ産の品物は高級品なのじゃろうな。
ハイルディア王国とカイゼリック帝国は友好国であり、魔族との戦争では最前線にあるカイゼリック帝国とクリムヒルト聖法国を他の国が支援している。
この世界では人族同士の戦争はここ100年は無い
魔族を倒すために世界が一つになっている。
人間同士が争わない世界とは良い事じゃ
しかし魔族か…転生時には聞いたが未だ災厄を撒き散らすか…
この世界は日の本とは違う事ばかりじゃが
父上母上、兄姉の事は大好きじゃ
生前の子、孫ほどの歳の子らの成長を見るのは幸せじゃ
儂もすくすく成長しとるしのぉ
儂としては会いたくは無いが平和な世界を守るため
魔王とは死合う事になりそうじゃな…
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