第二章:未知、満ちて欠けを知る
人智を超えるもの達にも、無知は存在した。光を知るは正なるか、闇を恐るは誤りか。
──くらかった。
なにかが いつも たりなかった。
でも 今日はちがった。
満ちた。
それも、ほんの一瞬だけだったが。
………"満ちる"、とは、なんだ?
この感覚。全てが普段とは違う。
今日は普段と何が違った?
間違いなく決定的なのは、
あそこに居る"なにか"、
厳密には"なにか"の上にある"あれ"に影響されたことだ。
"あれ"に似たものを集めれば、"満たされる"のか?
…考える間にも、また飢えていく、欠けていく。
"あれ"が遠ざかる。
"あれ"は"光"か。
"光"がどんどん離れていく。
早く、追わねば。
動くことのなかった"闇"は、
部屋の外へとその歩を進めた。
なんだ、ここは。
闇がほとんどない。
光ばかりだ。
…しかし、"満たされるほどの光ではない"。
薄い。
だが、この光に源があるとするなら。
それを喰らうことで、また"満たされる"かもしれない。
ここにあるもので一番、
さっきの"光"に似た感覚を感じるもの。
あれか。
はるか上に浮かぶ光の球。
ああ、もし、あれを喰らえたのなら…
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