血刃の略奪者
ぴゃあ
第1話 始まりの日
リンリンリンリンリンリンという音と共に僕は起き上がった。
「もう朝か‥」
頭をポリポリとかきながら、服を着て、洗面所へと向う。洗面所で歯ブラシに歯みがき粉をつけ、口につっこみながらリビングへ歩いていった。
(あ、そうだ、今日から一人暮らしだからご飯とか自分で作んないとじゃん)
両親は世界中を飛び回って、困っている人を助ける仕事をしている。だから長い間家を空けることはよくあるが、今回は長引くそうだ。
まだ寝ている脳は起こしながら、冷蔵庫を開いてみる。
‥‥‥‥‥
(なにもないじゃん!)
強いていうならケチャップとニンニクチューブならあるが、これだけで何が作れるというんだ。
とりあえずまた洗面所に向かって口の中にあるものを吐き出す。そしてこの状況をどう打開するか考える。
「普通に学校行く時にコンビニ寄ればいいじゃん!」
結論は出た。
家から出て学校へと向かう途中にコンビニによって購入したおにぎりとサンドウィッチを頬張りながら、今日のことについて考える。
今日は僕にもやっと能力が授かる日だ!
少し緊張しているが、期待の方が大きい。
「大喜は【透明化】だったっけな、金吾も【身体能力強化】とかいう凄いスキルだったし、僕もいいスキルだといいな」
スキルは親の力が遺伝しやすく、実際に大喜の親はどちらも【透明化】で、金吾の親も【怪力】らしい。
ちなみに僕の両親だと、母は【飛行】だったりする。父さん方は何故か教えてくれない。だいぶ前に聞いたときは「その時がきたらな」ってはぐらかされてしまった。
そうこうしているうちに周りに同じ学校の生徒達が現れ始めた。その中を歩いていると、前にいた生徒が僕の存在に気付いたのか手を振って近寄ってきた。
「おはよー。とーま」
それは幼馴染みである杉本楓だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます