しらんけど、都市伝説が探偵をするらしいで。

翔星 航

プロローグ

例えば、夕方のファストフード店で。

例えば、放課後の教室で。

例えば、昼下がりの団地の片隅で。

例えば、夜の居酒屋で。


―人は、そこかしこで噂話をする。


巷で流行っているスイーツの話。

隣人の不倫の話。

仲間の異動。

友達の恋愛。

たいした意味なんて、最初からない。

ただの世間話。

ただの暇つぶし。


けれど、一部の噂はいつの間にか、

誰かの口から誰かの耳へと渡り歩き、

少しずつ形を変えながら、

やがて一人歩きを始める…。


そして――

そうして不気味さを帯びた一部の噂話は、

いつしか、こう呼ばれるようになる。



――都市伝説。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る