美味しいね

わさび生姜焼き

分からない

 ご飯、美味しいと言うご飯それは確かなのです。

 ですが私にはどうにも分からないことがあるのでした。


 

 お母さんが言います。

「今日の夜ご飯はハンバーグだよ。」

 ハンバーグ、うちの家ではお店よりも肉厚で中にチーズが入っている凄く豪華な物です。

 ですから月に1回あるかどうかの珍しいものなので凄く楽しみです。


 お母さんがご飯を机に置き皆が各々と

「いただきます」

 と発し食べ始めます。



 私は今日もご飯を食べます。

 美味しい、美味しい? 

 そう確かに美味しいのですが、気持ち悪いと感じてしまうのです。

 確かに美味しいんです、だけど考えてしまうのです、舌に絡みつく油の気持ち悪さを。


 これだけだと油が無理な人なんだ、と言う感想だけですが私には何を食べても気持ち悪く感じてしまうのです。

 ですがそれと同時に美味しいと感じてしまう。


 その相反した事実に気づいても、解決策が思いつくこともない。

自分が少しでも嫌なことがあるのに解決できることもなく食事と言う人生に必要な行為を続けるのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

美味しいね わさび生姜焼き @wasabisyougayaki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画