名前に雪を戴く龍と人の子。種族を越えて愛し合うふたりの姿に胸があたたかくなりました。銀世界や龍の描写の美しさにうっとりしたり、ふたりの親密具合にニヤニヤしたり、短いけれど心に残るすごく素敵なお話なので、ぜひ読んでみてください。オススメです!
情景の美しさだけでなく、言葉の温度がきちんと伝わってくる作品です。雪や冷気などの冷たいものに包まれているのに、会話や仕草、視線のやり取りがとてもあたたかく描かれています。その対比が、この物語をただの幻想ではなく、心に残る関係性として立ち上がらせているように感じました。特に、お相手の別の姿を褒めたことで生まれる小さな嫉妬や拗ね方が、人ならざる存在をぐっと身近に感じさせていて、すごく素敵だなと思いました。まるで、雪のような物語です。