ニュースで話題の「五億円マグロ」をきっかけに始まる、兄妹の何気ない会話。
最初は「食べてみたい!」という素朴な憧れだったはずが、兄の冷静で現場目線な説明によって、少しずつ“現実の市場”の話へと流れていきます。
セリの仕組み、値段の差が生まれる理由、ブランドの裏側。
どれも知識としては少し難しそうなのに、この作品ではすべて日常会話の延長として自然に入ってくるのが心地いいです。
説明しているのに説明っぽくなく、兄妹の距離感や温度がそのまま文章に出ている感じがします。
派手な展開や大きな事件はありませんが、読み終わるころには
「五億円って何なんだろう」「価値って誰が決めてるんだろう」
そんな問いが静かに残ります。
ニュースを見て流してしまいがちな話題を、ぐっと身近に引き寄せてくれる短編。
軽く読めて、ちゃんと面白い。そんな一作でした。
良いですねぇ、こういう「その道のプロ」が語る知見に満ちた内容!
大人の知的好奇心がビンビン刺激されます。
しかも話題に上がるのは「海を泳ぐ黒いダイヤ」とも称されるマグロ!
撮影開始されてご期待される、あの大間のマグロです。
こりゃもう期待感が高まるってなものです。
そんなマグロにはしゃぐ妹と、現実的な目線で冷静に解説するお兄さん。
二人のテンポの良い対話形式で、マグロに関する様々な知識、特に流通関係についてが語られます。
皆さんのイメージしていたマグロの、ちょっと意外な現実が見えてくるかもしれません。
日本人にとってあこがれの魚でもあり、ある意味身近な存在でもあるマグロ。
折角ですからこの機会にしっかり学んで、マグロに詳しくなっちゃいましょう。
ちょっとだけ通ぶれること間違いなし!