死者と生者の間に残された「未練」と「想い」を描く物語として、とても雰囲気が良かったです。特にエンレイ村の『悲しみの病』は、単なる病気ではなく喪失が連鎖していく様子として描かれており、義娘の「一緒に連れて行ってくれればよかったのに」という一言が胸に刺さりました。ミツキが戦うのではなく、残された想いを掬い上げる存在であることも作品の個性になっています。静かで切ない導入ながら、「とどけびと」とは何者なのか、ミツキの過去と幸せへの道筋が気になる良い幕開けでした。
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