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  • 第6話 とどけびとへの応援コメント

    自主企画へのご参加ありがとうございます。

    ここまで拝読しました。

    「死神」という言葉から受ける冷たさとは少し違って、全体にとても静かで、喪失に寄り添うような物語だと感じました。

    ミツキという存在の見せ方が綺麗ですね。
    最初から多くを語りすぎず、雨の山道、黒翡翠の瞳、古びたトランクケースといった要素で、少しずつ「この人は普通ではない」と伝えてくる導入が良かったです。

    世界観も、始まりの樹や役割もち、とどけびとなど、ファンタジーとしての設定はしっかりありつつ、中心にあるのはあくまで人の悲しみなんだなと思いました。

    特に「悲しみの病」という表現が印象に残りました。
    誰かを失った痛みが、ひとりの中だけで終わらず、家族へ、村へ、静かに広がっていく感じがよく出ていたと思います。

    死者と生者の再会も良かったです。

    ただ「死者が生者を励ます」だけではなく、死者の側にも怖さや未練があるところが、人間らしく感じました。
    残された側だけが苦しいのではなく、置いていく側にも、帰りたい場所や抱きしめたい人がある。
    その視点が入ることで、別れの場面が綺麗ごとになりすぎていないのが良かったです。

    そして、ミツキが「とどけびと」として村の悲しみを巡りへ還していく場面は、かなり幻想的でした。

    月明かり、蛍、巨大樹。
    光景として美しいのに、同時に寂しさもある。
    綺麗な場面なのに、ただ綺麗なだけで終わらないところが、この作品らしい余韻になっていたと思います。

    文章は全体的に情景を丁寧に積み上げるタイプで、雨や雪、月明かり、赤い光、蛍の光など、場面ごとの色が浮かびやすかったです。
    少し重めの語り口ではありますが、作品のテーマとは合っていると思います。

    生者と死者の想いを、ミツキがどう繋いでいくのか。
    そして彼女自身が、永い時間の中で何を抱えているのか。

    ここまでで、作品の核になる部分はしっかり伝わってきました。
    続きもゆっくり追わせていただきます。

    作者からの返信

    コメントいただき、ありがとうございます。

    まだまだ文章の表現方法だったりと勉強中の身で、拙い部分も多かったかと思います。

    今後も試行錯誤しながら、書き進めていきたいと思っておりますので、ぜひ最後まで見守っていただけますと幸いです。