第22話

④ 勝ち続けた人


そのあと始まった四人打ちで、

コーヒーを出されなかった客は、

淡々と勝ち続けた。


一回。

二回。


連続で。


オーナーは、

二回とも最下位だった。


誰も笑わない。

誰も触れない。


ただ、

結果だけが卓に残る。


この店では、

コーヒーは好意じゃない。


評価だ。


仲間かどうか。

同じノリに

乗れるかどうか。


それを、

砂糖もミルクも入れずに示す。

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