第11話
④ 教えない、聞かない
社員Hに、
卓掃で使うタオルだけを聞いた。
それだけで、
あとは自分でやった。
社員Hは少しだけ見てから、言った。
「麻雀初心者でも、
雀荘経験者だけで助かる。
もう大丈夫だね」
その時、
前の店の名前が出た。
「そこなら、
前に僕も働いてたよ。
またいろいろ話そう」
お互い、
少し驚いた。
働いていた時期は、被っていなかった。
だから、知らなかった。
卓掃に使っていた
通称、雑巾は、臭かった。
後で、捨てた。
その間、
オーナーは
ずっとPCを触っていた。
見ていたのか、
見ていなかったのかは、分からない。
ただ、
やり取りが終わったあと、
急に椅子から立ち上がった。
「今のは、
なんだよ?」
声が、
少しだけ荒れていた。
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