ランダムのスキル
ら、ランダムスキル?
何それ?強いスキルなのかな?
いや、強かったら外れスキルなんて言わないか............
もしかして、私ちょっとピンチなのでは.........
「ふむ、『ランダムスキル』か............」
「これまた、不穏なスキルが出たな............」
王座に座っている冠を被った中年オッサンが、そんなことを言う............
不穏なスキル?というか、ランダムスキルってなに?
「『ランダムスキル』と言えば、ランダムにスキルが使えるようになるやつだったか?」
「あぁ、運任せなスキルだったよな。確か..........」
「何言ってるんだ、どんなに良いスキルを手に入れても、12時間経てば消えてしまうゴミスキルだろ」
「どんな、能力になるか分からない為、どの系統も極められない雑魚能力だな」
「戦闘中でも12時間経てば、能力が消えるとか言う雑魚能力で、良い能力を得られる保証もなく、戦力としては不安定なスキルだな」
周囲からクスクスと笑い声が聞こえる。
兵士やクラスメイト達からも冷たい目で見られているし............
どうやら私を助けてくれる人はいないようだ。まぁ、そりゃそうか。
だって、私は不良生徒だし。1年の時なんか学校を全然通ってなかったし、色々問題も起こすような奴だったからね............
「ハァーーーー」
「なんという、外れスキルだ。そんな不安定な者に我が国の未来を任せられぬ」
王冠被った中年のオッサンが、私のことをゴミでも見ているかのように...............
「貴様のスキルは外れスキルだ。他の勇者達と違い戦える強さも無い。無理やり呼び出したのだ我々にも問題はあるが..............」
「済まないが、貴様は勇者達にとって邪魔な存在だ。悪いが、この国から追放させてもらう」
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