狂って、純愛 −大正學生狂愛忌憚−

星織サイ

──零── 純愛、金魚の如く。

純愛、金魚の如く。

 ねぇ、せんせい。


 ひらぁーんと装飾じみたヒレを靡かせる真っ赤な金魚のように。

 椿よりも紅くて金魚よりも濁ったその蜜で。

 ぴぃーっと疵が遺るまで深く、強く“せん”を引いてくださいな。


 ねェ、せんせい。


 この狂った世界で、おれを──てくださいな。

 

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