蛇足 : ボツになった魔法での冷却ではないシーン
このページは、LLMや感想とは一切関係無いし、創作論にかすりもしない。自己満足なおまけなので、読む必要は全くない。
もしかしたらこれが「魔法での冷却に強い関心を持つ」とされた原因かも、というシーンだ。ボツにしたので、公開されている「力とその一閃」には、該当シーンどころか類似シーンすらない。
どうせネタにしたんだし、と思い、恥ずかしい気もするが、ボツ供養も兼ねて載せておく。
ちなみに、どのLLMからも「これなら魔法による冷却の特徴量が大きくなっても仕方ないよね」と言われた。説明された理屈もわからんでもないが、それでも冷却じゃなくて加熱になるだろ、とは思う……
あー、そう言えば、加熱が得意で冷却苦手という別のキャラがいて、主要武器運用のために、その人にも冷却担当に加わってもらう、てなくだりがあるな。それが、ブースト要因なのかもしれない。
=====
第二章 第10話 加熱浪漫
廃墟と化した砦のような建物で、キャンプをすることになった。
皮肉なことに、献槍隊騒動のおかげでこういう場所のほうが安全な確率が高いのだ。とはいうものの、手分けをして各所を確認をする必要はある。
そうして、マガスとヴィルが地下を調べていると、床が抜けて二人とも落ちてしまった。自然の洞窟を活かした地下の脱出路といったところだろうか。落ちてきた穴も塞がっている。地盤が崩れかねないので破壊による強行突破は自殺行為となってしまう。
崩れた音が届いたのか、他の三人も地下まで駆け寄ってくれたようだ。しかしながら、声は通じるものの戻ることはできない。
「こちらは二人とも無事です。多分、地下の抜け道ですぐに地上に出られると思うので、そのまま待っていてください」
そのように伝えて、二人で先に進んでみることにした。
マガスがヴィルを先導するように歩いていくと、何となく手をかけたくなるような岩の造形があった。マガスは何気なく避けて進んだものの、振り向くようにしてその造形を確認してみた。人工的に構造化されたような形状が上方に続いている。
(これは……魔法密封を使った設置トラップ?)
そう思った瞬間にヴィルがそこに手をかけるのが見える。慌ててマガスがヴィルを突き飛ばすように体当たりをした。
次の瞬間、上方で何かが砕けるような音がして冷気が降り注いでくる。
「え! 何?」
尻もちをついたヴィルの目に冷気を浴びるマガスの姿が映る。急いでマガスに近寄るも顔面蒼白で震えもせずぐったりしている。意識もない。
「ちょっと! マギー!?」
返事どころか反応もない。とにかく冷たい。
ヴィルは慌てて温めることを考えるがすぐには思いつかない。何か燃やすか? もうコツすら忘れたようなポンコツ加熱作用をやる? 意味があるのか? 何かを温めてそれを当てる?
そもそも装備品に可燃性のものは、ほぼほぼないので燃やせない。各種の防備のために外装には概ね抗魔作用が施してあるから、温めることもできないだろう。かといって地下で気温も高くないので、人肌だけではおそらく足りない。
祈る気持ちで周辺の石に加熱をしてみる。幸いにも、手で触って熱を感じる程度には効いている。
(これなら何とかなる……かも……)
意を決して、ヴィルは周辺の石に対して加熱作用と物理作用を駆使し、時には手で持ち上げて運び組み上げていく。手のひらが砂や泥にまみれる頃に、ようやくマガスをとり囲むように石の棺のようなものを形成できた。
(ここからが本番……)
一旦深呼吸をした後、人肌で温めながら周囲の石を順に加熱することを始めた。
(うひー! これは人目が無くても恥ずかしい!! いやいや加熱しなきゃ)
石の熱が効いているのか、自分が熱いのか、まるでわからない中で熱作用の魔法を繰り返す。
(思った以上に大変……前よりは加熱できてるかも……やっぱりこういうの向いてない……でもやらなきゃ!)
ある種のロマンスもあるような状況だが、不器用なヴィルには目の回るような作業だった。
*****
どれくらいの時間が経っただろうか。
途中、マガスが震えだして意識のないまま動いたりすることもあったが、それも越えて、今は安静なマガスの顔には赤みがさしている。
(もう大丈夫だよね? なんか熱い、熱いよ……やっぱり加熱は私には無理だぁ)
ヴィルはとても疲弊していた。
(んもう……途中で震えながら抱き着いてくるとか、ありえないから! 目ぇ覚ませ! いや覚ますな!)
魔力は充分に残っているが、ずっと勉強を続けたような疲労感に満ちていた。でも恥ずかしいので目を覚ます前に衣服はさっさと戻した。
生成AI読者に感想を書いてもらう (2025年12月版) 遠井 椎人 @shiet-noizs-tauyi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます