学園の美少女たちがなぜか俺の家に入り浸る件

東雲ナツキ

プロローグ

俺、九条怜くじょうれいの通っている高校には特に可愛いといわれている美少女が四人いる。彼女達の名前から、一部で四季姫なんて呼ばれているそうだ。



一人目は桜庭玲奈さくらばれな。成績優秀で教師陣からの信頼も厚く、大和撫子という言葉がよく似合う人物だ。たまに、頭のネジが外れたような状態になることがある。


二人目は、夏目明里なつめあかり明るく、男女問わず人気のある人物であり、運動神経抜群だ。学園外でもその姿は基本的に変わらない。


三人目は、朝比奈紅葉あさひなくれは。穏やかで優しく学園の中ではお姉さんのような扱いをされている。が、実はちょっとした秘密がある。


四人目は、夜空雪菜よぞらせつな。少し達観しており、その影響で学園ではクール系美少女と呼ばれている。実は人とのコミュニケーションがちょっと苦手なだけらしいが...



何故俺が四季姫と呼ばれる彼女たちについての秘密を知っているのか?

それは、彼女四人らが今俺の家になぜか入り浸っている。いやもっと言うなら住み着いている。自分の家のように生活している。もはや、俺の家は彼女らの第二の家になっていると言っても過言ではないだろう。


いつものように、本来は一人暮らしであるはずの俺の家。しかし、やはり鍵は空いている。いつものように玄関の扉を開け家に入る。すると声が聞こえてきた

「レイレイ、遅いよ~」

「遅いも何も家主、俺なんだけど」

「レイレイ、ゲームやろーよ」

やはり、彼女のこの明るい性格は、学園外でも変わらない。

「わかったよ、後でな課題終わらせてからならいいぞ」

「うわーレイレイの鬼、悪魔、鬼畜、変態!!」

「おい最後、誰が変態だ、誰が」

「えっ、それ私に言わせるの~そういうところだよ」

「いや、どういうとこだよ・・・」

「夕飯までにキリつけろよ」

「はーい!」 


玄関から洗面所へ向かう。すると、ある人物とすれ違い声を掛けられる。


「怜さん、今日もお疲れ様でした。今日の学園はどうでした」

「いつも通り楽しかったよ、って相変わらず玲奈は親みたいなことを言うんだな」

「私を家族と思ってくれているなんて、婚姻届け出しに行きましょう!!善は急げです!!」

「まてまてまて、飛躍しすぎだ。そもそも、その婚姻届けはいったいどっから取り出したんだよ」

ですよ ふふ」

急に愛の力とか言ってくるあたり、彼女の頭のネジはどこかへ飛んでいってしまったのかもしれない...

「」

「まあいいや、また後でな玲奈」

「はい、またあとで怜さん」


桜庭玲奈と話し終え、リビングへ行くと朝宮紬に話しかけられる


「怜君、ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」

「そういうのは相場、帰ってきて一番に言うことだろ紅葉」

「もっと早く言って欲しかったの?怜君って意外と大胆だね」

「そういうことじゃなくてね」

「怜君、我慢しなくていいんだよ」

「いや、我慢とかしてないから紅葉」

「ホントに?」

「ホントに」

「怜君のケチ」

「ケチってなんだよケチって」

「はいはい、もうすぐご飯だからそれまでにお風呂済ませてきてね」

「は~い」

風呂から上がると夕飯はまだできていないようだった。ソファに腰かけると隣でゲームをしている夜空雪菜に声を掛けられる

「おかえり、レイ」

「ああ、ただいま」

「ん、お疲れ様」

「ありがとな、雪菜」


「みんな、ご飯できたよ~」なんていう紅葉の声が聞こえたため二人で食卓へ向かう


「「「「「いただきます」」」」」

5人で食卓を囲み、勉強や学校、趣味とか他愛もない話をする。これが今の日常になっている



「「「「「ご馳走様でした」」」」」




そう、日常になっているのだ

ーーちょっと待て

「ここ俺の家だよな...?」

思わずそう思ってしまうほど彼女たちは自然と日常に溶け込んでいる


いったい、どうしてこんなことになったのか?俺は、頭の中でこうなったキッカケを思い出していく。




























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