第2話 新人女神のお試し転移

「クラマさん、ご気分はいかがですか?」


そう聞かれ、目を開くと白い肌の女性が目に入った。

一瞬、飛鳥かと思ったが、


「私はクラマさんの転移担当女神、ナナコルと申します。しばらくお付き合い下さい」


そう言って、丁寧に頭を下げられる。


それから、横に腰掛けていたナナコルの爺ちゃんと名乗る男性から、僕が異世界に召喚されたことを告げられた。


二人を質問攻めにしたが、答えてくれたのはほとんどが爺ちゃんの方だった。


今回の僕の転移は、勇者召喚ではなく、新人女神であるナナコルの初召喚を、爺ちゃんが見守りながら行うお試しだったらしい。


この世界には召喚はあるが、元の世界に送り返す送還は存在しない。


魔法とスキル、レベルアップの概念があり、ステータスは教会の本部や支部、出張所などで、神官に頼めば確認できる。


魔法属性には火、水、土、光などがあり、スキルには戦闘から錬金、調理まで様々あるが、爺ちゃんもすべてを把握しているわけではないという。


ここまで聞いたところで、自分のスキルは何があるのだろうかと考えた瞬間、目の前にウィンドウが開いたような感覚があった。

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