出世の呪い
塚本ハリ
プロローグ
その霊能者は、彼女の顔を穴が開くほど見つめ、一言「う~ん」とつぶやいた。
「先生、何か……?」
霊能者はしばし何も答えず、今度は中空をにらんでいる。
「えーっとね、こういうの初めて見るのよ。何て言ったらいいのかしら……」
困惑したような表情の霊能者に、彼女は背筋が冷える。守護霊が何か警告しているのか、悪霊が憑いているのか……? 霊能者は重い口を開いた。
「貴女、二十歳くらいから急に売れっ子になったのよね?」
「え? は、はい……それが?」
「その理由がね……貴女が誰かに呪いをかけられているからなの……」
「逆じゃね!?」
思わずそんな言葉が出てしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます