プロパガンダヒーロー

犬大好き

第1話 勇者召喚

俺は今勇者を作っている。

今から1日前に巻き戻る。

この世界は1000年前「聖戦」と呼ばれる神様同士の争いがあった。

勝ったほうの神様の名前はミカノという神様で負けたほうがレジスという神様であった。

勝ったほうが現在、正教と呼ばれているそしてレジスは邪神と扱われた。

だがレジスは100年に1度もう一度この世界に魔族とともに進攻。

それに対抗する唯一の策として我々は異世界から勇者を召喚する。

自己紹介が遅れてしまってすまない。

俺の名前はハルト=リーチェという、今は正教の幹部として働いているが昔はリンネ村という辺境の村に住んでいた。

俺は昔から噓をつくのが上手い。

正直俺は信仰心より他人を蹴落としてここまで来た。

そう思っている。

まぁそういうのは一旦どうでもいい。

問題なのは以前のレジスの侵攻から100年がたったことである。

そのため正教の幹部は教皇様がいる正教本部に集まり勇者召喚の儀式を始めた。

だがここで問題が起きた。

勇者が召喚されない…

何度も…何度も召喚の儀式をした。

そして一度日が沈みもう一度日が昇り始めたころ、さすがにもう来ないだろうとなった。

…これは一大事だ、こんなこと起きたことがない、どうするんだ。

他の幹部たちも絶望する中、教皇様が「皆の者!この話は絶対に公にするではない!」

そう怒鳴った。

教皇様が怒った顔なんて初めて見た。

教皇様はミカノ様を狂ったほど信仰していていつもは温厚で穏やかな人だった。

正直、俺は教皇様は好んでいなかった。

皆を第一として自己犠牲を厭わない精神感は俺には分からないものがある。

だがそんな人すら変えてしまうほど重大なことだ。

俺は「この事態を表に公表するべきではないと思います」

まぁ正直公表してもいいとは思うが正教の威厳にかかわる。

そうしたら俺も職を失っていいことがないからな。

そんなことを考えていると

だが誰かが「では、この事態をどのように人々に伝えるんだ!」

そう声を荒げていった。

周りも共感の声を上げた。

だが教皇様はこういった

「皆の者ハルトの話をちゃんと聞け、ハンスよ。お前はどうやってこの危機的状況を乗り切るつもりだ?」

そういった。

周りの視線が俺に集まる。

「人々には勇者の召喚に成功したと発表しましょう。そして「仮想の勇者」を作り勇者が実在するように偽造工作しましょう。」

そういった。

これが一番いいだろう。

人々は

そうすると周りから怒号の声が聞こえた。

だが、俺はこれ以外にいい案が思いつかなかった。

だから俺はこう熱弁した。

「レジスに唯一対抗できる存在がいないと人々が知ったら魔族にやられる前に内側から崩壊してしまう。それだけは絶対に避けるべきことだ!」

そういった。

その後室内は静寂に包まれた。

一番最初に静寂を破ったのは教皇様だった。

「私はハルトの意見に賛成だ。」

そういうとほかの人々も渋々納得してくれた。

だが教皇様は俺に一つ条件を足した。

「今日からお前の仕事は仮想の勇者を作りその功績などを広めてくれ。」

そういわれた。

…この案を出したのは俺だが俺に務まるものではないと思う。

あと正直めんどくさい。

だが教皇様に頼まれたことだ、絶対に成功させて見せる。

そして今日俺は教皇様から呼び出された。

「ハルト君。よく来てくれたね、君には話しておきたいことがある。現在唯一レジスに対抗できる勇者を作る人だからね」

そう真剣なまなざしで教皇様が言う。

「ハルト君、魔法とは何だと思う?」

「魔法ですか?魔法は奇跡的なもので理由はわかってないと教えられてましたが…」

「…ハルト君、それは偽の情報なんだ。」

俺は驚愕した。

この世界の大半の人は魔法はそういうものだと教えられていた。

俺は動揺して

「じゃあ…魔法って何ですか?」

そういった。

少しの間のあと教皇様はこういった。

「それは、「信じる力」だ」

「信じる力?」

「そう。我々はミカノ様を信じて、魔法という人が持つには大きすぎる力を手にした。だがこれは信じられている側も強くなる。だから極端な話、勇者は正直誰でもいい。ただ勇者は儀式で召喚するものが正しいと信じられていた。だからどんどん異世界から強い勇者が表れていた。だが何回も当たり前のように召喚されてレジスを倒す。それが当たり前になって信じることすらも忘れられているのかもなしまったのかもな…」

俺は頭が真っ白になった。

正直まだ信じらていない。

「魔法が信じる、もしくは信じられる力というのは極端な話誰でもいいってことですもんね。」

「あぁ。それで本題なんだ仮想の勇者の設定を考えていこう。」

「勇者の設定?」

「あぁ設定だ。まず性別、これは正直どっちでもいい2つ重要なことがある。

1つ目は人柄だ。

どれだけ人柄がよく信用されたか…

それともう一つ、重要なのは「いなくなってもバレない」ということだ。

まぁこれは単純にバレたらめんどくさいからな。 だから君は犯罪者の中から勇者を決めてほしい…」

「犯罪者?!そんな人の中から、人柄のいい人なんているんですか?」

俺はそう反射的に言ってしまった。

だって冷静に犯罪をしてしまうということは例外を除いて、大抵が心理性や社会的に問題があるだろう。

そこから勇者を作れと?

難易度が高すぎる。

そんな言葉が口から飛び出そうになったが抑えた。

そうしていると教皇様が書類を出してきた。

「そんな事を言わずにこれを読んでくれ。」

俺はペラペラと書類をめくった。

そして俺は驚いた。

書類に見覚えのある人物がいたのだ。

「ルミナス…」

そう口からこぼれてしまった。

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